黒沢かずこ、椿鬼奴、おのののか、ダレノガレ明美が挑戦。視聴者参加型「リアル宝探しTV」今夜開幕

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宝の地図を片手に謎を解き、“宝物”を探すリアル宝探しイベント「タカラッシュ!」。舞台となるのは観光地にテーマパーク、美術館、ホテルと多岐に渡る。年間160万人以上が参加し、中には20〜30代女性が参加者の大半を占めるイベントもあるという。今年7月にはオフィシャルブック『BOOK版リアル宝探し 謎いっぱいの不思議な本』(扶桑社)が発売された。


今夜の金曜プレミアムでは黒沢かずこ(森三中)、椿鬼奴、おのののか、ダレノガレ明美らが2人一組で暗号を解読し、お宝獲得を目指す「超リアル宝探しTV! KAIDOKU王」(フジテレビ、夜9時〜)が放送される。大人をも惹きつけてやまない、宝探しの魅力とは何なのか。リアル宝探しの運営・プロデュースを手がけるラッシュジャパンの高杉史郎プロデューサーに聞いた。


年間160万人以上が参加する「リアル宝探し」とは?


──「リアル宝探し」でグーグル検索すると、すさまじい数のイベントがヒットします。全国でどれぐらい開催されてるんですか?
高杉史郎(以下、高杉) イベントによって開催期間が数時間から数ヶ月以上と異なるのですが、2014年度は126エリアでイベントが開催されました。


──宝探しというと、子どもの遊びというイメージがありますが、実際には大人がハマってる?
高杉 そうですね。リアル宝探しは大きく分けると、地域を捜索して宝を探す「地域型イベント」、遊園地の園内やアトラクションを探索する「テーマパーク型イベント」、人を集めて時間になったら宝探しを開始する「公演型イベント」の3タイプあります。地域型イベントはお子さん連れで参加される方が多いんですが、だいたい最後まで粘るのはお父さんです。子どもが地域や学校で宝探しの地図をもらってきて、しぶしぶつきあっていたはずのお父さんが、誰よりも夢中になってしまうという(笑)


──だいの大人が宝探しに夢中になる理由って何だと思いますか。
高杉 謎が解けた瞬間の快感というか、「ひらめいた!」という発見の感動がやみつきになるんじゃないでしょうか。地域型イベントはよく、スタンプラリーと比較されるんですが、スタンプラリーの場合は最初の時点で行く場所が決まっている。でも、リアル宝探しの場合は謎を解かないと、次にどこに行けばいいのかわからない。その、なんとも不安なドキドキする気持ちを一緒に行った人と共有できる楽しさもあります。


ホテルや美術館、夜の遊園地で宝を探す非日常感


──20〜30代女性が参加者の大半を占めるイベントもあるそうですね。
高杉 「公演型イベント」は基本、女性が多いんですが、なかでもホテルや美術館、夜の遊園地など、ちょっと変わった場所で開催されるものは女性に人気があります。一番多いのは女性同士で誘い合って2〜3名で参加されるケースで、あとはカップルで参加されたり、お母さんとご一緒だったり。


──ホテルでの「リアル宝探し」は、どんな風に開催されるんですか。
高杉 宿泊型の場合であれば、チェックインの際に謎を解くための「参加キット」をお渡します。「ある結婚式に招かれ、前泊していたが、花嫁の指輪が盗まれた」というような設定がありまして、チェックインから22時までの間に謎を解いていただきます。首尾良く指輪を見つけると、翌朝「世紀の大結婚式が行われた」という新聞が届く。でも、謎が解けずに終わると「結婚式中止! 事件の真相は闇の中」という号外が届くといった具合です。


あちこち動き回るのも「リアル宝探し」の醍醐味。では、本は?


──「リアル○○」でいうと、「リアル脱出ゲーム」も大人気ですが、リアル宝探しとリアル脱出ゲームはどう違う?

高杉 いちばんの違いは「目的」じゃないかと。リアル脱出ゲームの場合、脱出するために謎を解き、リアル宝探しは「宝」を見つけるために謎を解きます。リアル宝探しの場合は文字どおり、宝を探しに行くので、謎を解く手がかりを探して、あちこち動き回る。「体を動かす」という冒険要素も強いのではないかと思います。


──なるほど。でも、動き回るのが前提となると「リアル宝探し」を本で楽しむのは難しいのでは?
高杉 原則としては動き回るんですが、リアル宝探しイベントの中には本人が動かなくてもいいタイプのものもあるんです。

「調査団」という、新たな宝探しシステム



──え! どういうことですか?
高杉 2014年にスタートした「タカラッシュ調査団」シリーズでは、参加者は「暗号解読班」の一員となり、宝の地図などに書かれた暗号を解きます。そして、現地にいるという設定の「現地調査団」に指示を出し、捜査を進めてもらいます。暗号解読が合っていれば、新しい情報やアイテムが手に入りますが、間違っていると調査が空振りに終わることもあります。

自分自身はほとんど動かないけれど、世界観としてはかなり広範囲に渡って動き回るというわけです。オフィシャルブック『BOOK版リアル宝探し 謎いっぱいの不思議な本』では、このタカラッシュ調査団の原点になる作品を紹介しています。


宝探しのキモとも言える「謎」の数々はどのように作られているのか。後編につづく。
(島影真奈美)