みずほ銀行 公式サイトより

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みずほ銀行が今最強かもしれない、おいしい理由

給与振込口座をメガバンクにしている人は多いと思います。みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行がいわゆるメガバンクです。

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もしあなたの会社が自由に給与振込口座を指定できる場合は、みずほ銀行に変更を検討してもいいかもしれません。というのも、今みずほ銀行をメインバンクにすると、ATM利用手数料、コンビニATM利用手数料、他行振込手数料のすべてを無料にすることが可能であり、今もっともお得な銀行になっているからです。

メガバンクは、何らかのサービスプログラムを用意しており、利用状況によって優遇サービスの差があります。
みずほ銀行はみずほマイレージクラブというプログラムがあり、三井住友銀行は三井住友銀行ポイントパックの口座開設、三菱東京UFJ銀行はメインバンクプラスの口座開設により利用条件によりサービスを受けられます。

このうち、ATMの時間外手数料、同一行内の振込手数料は比較的簡単に無料にできます。コンビニATMの利用料金無料も月3〜4回の範囲で使えることがほとんどです。みずほ銀行なら月末に10万円の残高があれば、三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行なら給与振込口座というだけでOKです。

ところが、他行振込手数料というとなかなか優遇にならないのが一般的です。三井住友銀行はポイントをコツコツ貯めて振込手数料に充当できますが、毎月何度も利用できるほどポイントはつきません。三菱東京UFJ銀行が月3回まで振込手数料になるのは資産残高500万円(もしくは住宅ローン残高あり)なので、ちょっとハードルが上がってしまいます。

みずほ銀行も資産残高500万円以上で毎月4回まで他行宛振込手数料がゼロになるのですが、実はこちらにはもっと少額でクリアできる道があります。

それは、一度限り1万円でもいいので、ある商品を購入することです。

個人向け国債か投資信託をちょっと買ってみる

みずほマイレージクラブの、他行振込手数料を月4回まで無料にするための条件は「資産運用商品(投資信託[MMF・MRFなどを除く]・金銭信託・外貨預金[特約付き定期預金を含む]・公共債・株式など)の月末残高があるお客さま」とホームページには書かれています。

ポイントは「●●万円以上」と書かれていないことで、金額はいくらでもいい、ということです。つまり1万円でもいいわけです。

この選択肢の中では「個人向け国債」か「投資信託」を買ってみるといいでしょう。

個人向け国債は銀行の定期預金金利より高く、安全性で銀行の預金に劣ることはありませんので、有利な預け先の一つになります。直近の10年もの変動債は0.26%の利回りですが、銀行の10年定期預金が0.10%くらいであり、かなりの高利回りです。

投資信託については元本割れする可能性がありますが、株価の上昇などに応じて大きく増えるチャンスもあります。「日本株だけで運用するもの」か「国内外に分散投資するもの」を最初は買ってみましょう。i-mizuhoシリーズが手数料が低めでいいと思います。

なお、みずほ銀行で住宅ローンを組んでいる人も対象になりますので、この場合は投資信託を買わなくてもOKです。

投資信託や個人向け国債を購入するためには、証券口座・公共債口座が必要になるため、書類のやりとりが生じることがありますが、そこはぐっとガマンです。ぜひ「最強口座」にしてみてください。

振込手数料無料をフル活用し、みずほ銀行をお金の「司令塔」にする

なんとか、みずほ銀行を「他行振込手数料 月4回無料」にアップグレードできたら、ここを司令塔にして、お金の流れをすべてオンラインで作ることができます。
イメージとしては、

【パターン1】
みずほ銀行(給与振込口座/クレジット等引き落とし口座)
 →ネットバンク1「日常生活資金口座」
 →セカンドバンク「臨時出費プール口座」
 →ネットバンク2「貯蓄専用口座」
 →家賃の振込(無料)

【パターン2】
みずほ銀行(給与振込口座/日常生活資金口座)
 →メガバンク「クレジット等引き落とし口座」
 →セカンドバンク「臨時出費プール口座」
 →ネットバンク「貯蓄専用口座」
 →家賃の振込(無料)

というような感じです。
このように、お金の目的に応じて効率的にお金を移しても、手数料がまったくかからなくなるのです。これがもし、1件ごとに432円かかっていたら、毎月1700円もかかってしまうことになります。

お金を貯めたいのであれば、「日常使うお金がある口座」と「残しておくお金のある口座」は別にしておくことが有効です。いつもの口座から生活費を下ろすとき、使ってはいけないお金の残高が混じっていてはついつい使いすぎてしまいます。

しかし、今まではお金を移すことが面倒で、ついサボってしまい、結果としてお金をずるずる使ってしまいました。「みずほ銀行最強口座」により、そうしたお金の流れを銀行に行かずに完結できるようになるのです。

手間さえ面倒でないなら、みずほ銀行のATMに出かけて出金し、他行のATMがあるところまで歩いて行って入金をすれば無料でお金を移すことはできます。しかし時間もかかり面倒です。だからサボってしまいますし、サボればお金は永遠に貯まりません。無料かつオンラインで完結できるからお金の管理はグレードアップできます。

便利をさらにチューンアップするヒント

最後にいくつか、さらに便利にするためのヒントを紹介しておきます。

まず、みずほダイレクト(オンラインバンキング)の一日当たりの出金枠を拡大しておきましょう。初期設定だと20万円だと思いますが、同日に複数金融機関にお金を動かすことを考えると振込上限額を引き上げておくと便利です。

みずほ銀行のスマホアプリはぜひインストールしておきましょう。振込先ショートカットを作成したり、振込をするようにプッシュ通知を行うリマインダー機能もついており便利です。パソコンがなくても電車の移動中に資金移動ができるようになります。

お金を動かす先として、投資をしたい場合の資産運用資金もあります。証券会社の証券口座に資金を移す必要がありますが、これは振込手数料無料のカウント外で可能です。オンラインバンキングの設定があれば、証券会社のサイトのほうから入金手続きをすることで振込手数料が不要で資金移動ができます。

ちなみに、ネットバンクの口座を新生銀行にして、毎月1万円の積立投資信託を購入すると、さらに月5回の他行宛振込手数料無料をゲットすることもできます。両方無料特典を手に入れておけば、どんなに振込が多い場合でも、振込手数料にお金を払う必要はもうないでしょう。

銀行の優遇サービスの判定条件は時々見直されています。みずほ銀行の「おいしい」優遇条件は将来変更されるかもしれませんが、使えるうちに使っておくほうがいいと思います。

特に金額要件がないことは大きなメリットです。投資の勉強だと思って数万円しか投資信託を買わなくても条件をクリアできるからです。

ぜひとも、みずほ銀行を「最強のお金の司令塔」にしてみてください。お金の流れがスッキリすると思いますよ。