写真提供:マイナビニュース

写真拡大

ウーマンウェルネス研究会 supported by Kaoはこのほど、20代〜50代の女性390人を対象に実施した「夏から秋の不調」に関する調査結果を明らかにした。

昨年の秋に不調を感じたか尋ねたところ、53.8%が「感じる」と回答した。さらに、そのうちの9割が、夏の不調が回復せず秋になっても続いていると答えている。夏には不調を感じず、秋になってから不調を感じる人は8.1%と少数派で、ほとんどが夏の不調を秋まで引きずっていることがわかった。

麻布ミューズクリニック 名誉院長の渡邉賀子先生は、「秋バテ」には2つの種類があると述べている。夏は元気に過ごしたのに、秋になると燃え尽きたように不調が顕在化する「燃え尽き型」と、もう一つは夏バテが回復せず秋にも不調を引きずる「だらだら不調型」。いずれも高温多湿や紫外線、冷房冷え、内臓冷え、寒暖差が主な要因であるという。

渡邉先生は「夏場は不調が隠れていて自覚症状に乏しいものの、冷房や冷たい飲食物による冷えで、秋口に不調が顕在化します」と「燃え尽き型」の特徴を語った。元気に夏を乗り越えたと思った途端に不調があらわれるため、夏の過ごし方には注意が必要だという。

一方、「だらだら不調型」は、胃腸が虚弱気味で体力のない人に多い。夏バテしやすい上に、暑さが落ち着いても不調が改善しないまま、秋もだらだらと不調が続く。「夏の高温多湿ストレスや室内外の気温差に加え、秋口の朝晩の寒暖差が要因となり、不調が長引きます」(渡邉先生)。

「秋バテ」要因のひとつには「紫外線疲労の蓄積」があるが、渡邉先生は1回に浴びる紫外線量は少なくても注意が必要だと語っている。

「主婦が1日に浴びる紫外線量の合計は、夏のビーチで浴びる1時間の量に相当するほどです。蓄積された紫外線の影響で、秋に不調が顕在化しやすいので、日々の紫外線ケアが秋バテ予防に重要です」。

また、今年の5月は、都心で夏日・真夏日が観測史上最多になったほか、全国的にも気温の高い日が続いた。梅雨に入ると、最低気温が低い日が続き、朝晩の寒暖差も激しい日が多かった。加えて梅雨明け後は真夏日・猛暑日が続くなど、身体への負荷が蓄積される不安定な天候が続く。このことから「秋バテ」が深刻化することが懸念されるという。

渡邉先生は、「燃え尽き型」の秋バテ対策として「休肝日を設ける」「シャワー派は、シャンプー前に長めの"ヘッドシャワー"」「UV 対策で紫外線疲労の蓄積を防ぐ」を挙げている。冷房冷えや内臓冷えに気づきにくいタイプだが、むくみ、便秘、イライラするなどの症状は冷えが原因で起こることもあり、注意が必要としている。

「だらだら不調」の秋バテ対策には、「ぬるめの炭酸入浴でゆったりリラックスし、自律神経ケア」「足元・首・肩周りを冷房から守る」「肩甲骨まわしで熱を生み出す」が有効だという。

(フォルサ)