Doctors Me(ドクターズミー)- 性別適合手術って何?!KABA.ちゃんに立ちふさがる壁とは

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先日、タレント・振付師のKABA.ちゃんが戸籍変更を目指して「性別適合手術」を受けるというニュースが話題になりましたが、海外でカウンセリングを受けるなど、手術が完了するまでさまざまなハードルを越える必要があるようです。

この性別適合手術とはどんなものなのでしょうか? 医師に詳しく聞いてみました。

Q1. 性別適合手術って何をするの?

男性から女性への手術の場合、
(1) 男性器の摘出
(2) 女性器の作成
がメインとなります。

(1)には、陰茎、精巣の切除を行います。同時に、(2)を行い、女性器(膣形成、尿道形成)を作り、同時に、乳房も作成します。手術に先立ち、女性ホルモンの投与も行いますが、子宮や卵巣の作成はできません。

Q2. コスト、期間はどのくらいかかる?

日本で行う場合は、そもそも施術可能なる施設が限られています。また保険もききませんので、数百万の費用がかかります。

カウンセリングによる適応の確認、女性ホルモンの投与開始から、手術終了まで、2〜3年はかかるでしょう。

Q3. 性別適合手術は誰でも受けることができる?

まず、本当に適応があるのが、精神面でのチェックが行われます。性同一性障害の診断が必要です。

その後、身体的なチェック(例えば、治療すべき他の病気がないか)を行う必要があり、例えば、癌や高血圧、糖尿病、心疾患などがある場合には、手術を受けられません。

Q4. 手術の完成度はどのくらい?

顔面の整形手術やメークアップも含めると、見た目はほとんど完全に女性になれます。性器の手術も行えば、性行為も可能です。ただし、妊娠や出産は困難となります。

Q5. 手術のリスクは?また、術後のケアについて教えてください。

整形手術の完成度にもよりますが、術後の感染や機能不全の報告も時折あります。

また、ホルモン投与は一生涯必要です。まれに手術の成績に満足できず、再手術を希望したり、手術をしなければよかったと後悔する方もいるので、慎重なカウンセリングが必要です。

医師から最後に一言

著名人が性別適合手術を受けると告白したことでマスコミは大きく取り上げていますが、気軽にできる手術ではありません。

ただ、やはり性適合障害に真剣に悩む方にとっては、非常に大切な治療手段であることも間違いありません。あらゆる側面からじっくり考えてジャッジしていただければと思います。