「カーボローディング」ということばを知っていますか?長時間激しい運動をするときにスタミナ切れにならないようにエネルギーを体にためて有効に使うことをいいます。プロのアスリートが行っている方法ですが、一般の人も疲労回復など体のコンディションを整えるのに使えるのです。

カーボローディングとは?

カーボローディングはマラソンやトライアスロン、自転車ロードレース、クロスカントリーなど持久力を必要とされる選手が運動能力を高めるためにグリコーゲンを体に貯めて活用する方法です。これらの運動は有酸素運動で、酸素を取り入れつつ栄養素をエネルギーに換えます。別名をグリコーゲンローディング。「カーボ」は「糖」の意味です。競技が始まる2週間前ぐらいに数日糖質を減らして、3・4日前から糖質を含む炭水化物中心の食事に切り替えることで、グリコーゲンを筋肉や肝臓に蓄えます。この方法は、結腸の手術を行う人の体調維持にも使われます。

エネルギーはどうやって作られるの?

エネルギーは糖質・脂質・たんぱく質から作られます。糖質でエネルギーになるのは、ご飯、パン、パスタ、めん類、餅などに含まれるでんぷんです。でんぷんは唾液に含まれる酵素アミラーゼがマルトースに分解。その後小腸でグルコース(ブドウ糖)に分解されて吸収され、筋肉と肝臓にグリコーゲンとなり蓄えられます。運動するときにはグリコーゲンがエネルギーとして使われるのです。

疲労回復にカーボローディングを利用しよう

体に疲労が出る原因のひとつは、筋肉に蓄えられるグリコーゲンが少ないため。つまり疲労を回復するには糖質の摂取が必要です。激しい運動を行った後でも、パンやおにぎりなど1個食べるだけでエネルギーが回復できます。普段も疲れたなと思ったら、ぜひ糖質を補給してください。糖質に加えて、梅干しなどクエン酸を含む食べ物を食べると疲労回復効果がさらにアップします。

プロが使う方法カーボローディングのエッセンスを疲労回復に活用してみてくださいね。


writer:松尾真佐代