ルディ・ガルシア監督は「DFが必要」と警鐘を鳴らしていた。ワルテル・サバティーニSDは、それを受け取っている。17日にはアントニオ・リュディガーが到着した。18日には、ノルベルト・ギョンベルもローマ入りしている。そして19日には、エメルソン・パルミエリの番だ。

昨季パレルモでプレーしたサントスDFエメルソン・パルミエリは、約200万ユーロ(約2億7000万円)の買い取りオプションつきレンタル移籍でローマに加わる。

理論上では、ローマの新戦力到着は途切れないはずだ。20日にはルーカス・ディーニェの到着が待たれている。ローマは今もパリ・サンジェルマン(PSG)に選手を手放すようにプレッシャーをかけているところだ。両クラブは良好な関係にあり、誰も衝突するつもりはない。だが、ローマは機嫌を損ねている。もっと早くにディーニェが加わることを望んでいたからだ。

ディーニェ本人もナーバスになっている。交渉が長引き、土壇場で破談になることを恐れているからだ。ガルシア監督とサバティーニSDは、ディーニェを落ち着かせようとしている。慎重を期してセアド・コラシナツに関してシャルケとコンタクトを取っていたローマだが、ディーニェは来ると信じ続けているからだ。

一方で、ローマは19日にアントニオ・リュディガーの入団を発表する予定だ。ドイツでは400万ユーロ(約5億5000万円)のレンタル料、買い取り金額が900万ユーロ(約12億3000万円)と報じられている。リュディガー本人はドイツメディアで、次のように喜んだ。

「ローマは偉大なクラブで、素晴らしい指揮官が率いている。チャンピオンズリーグ(CL)を戦うのに理想的なチームだよ。CLはすべての選手の夢だ。国際経験を積みたいと思う選手にとっては最高だね」