食べ過ぎが気になるなら食前酒は抜き?

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米インディアナ州、インディアナ大学の研究者らは、夕食の前にアルコールを摂取すると、アルコールが脳に直接作用して食べ物のにおいに集中するようになり、食欲を増進させることがわかったと米肥満学会誌「Obesity」2015年7月号(Volume 23, Issue 7)で発表した。

実験対象としたのは、35人の健康な成人女性。2日間のうち初日は、50ミリグラム当たり濃度6%のアルコールを点滴で投与したあと、ローストビーフのにおいと食べ物以外のにおいを嗅いでもらい、その間の脳の反応をMRI(体内の情報を画像にする検査法)で計測、さらに実際に食事もとらせた。2日目には生理食塩水を投与し、同じ実験をおこなった。その結果、アルコールが投与された場合、食べ物のにおいに対して空腹などの機能を調節する脳の「視床下部」が活発に反応し、参加者の70%がアルコール投与後に食べる量が、食塩水投与後より平均で7%増加していた。

研究者らは「食事量のコントロールのためにも、健康効果があるとされる赤ワインを飲むタイミングや、アルコールそのもののカロリーに注意すべきだ」とコメントしている。

参考論文
The aperitif effect: Alcohol's effects on the brain's response to food aromas in women.
DOI:10.1002/oby.21109 PMID: 26110891

(Aging Style)