高橋是清の生涯を演じる(前篇1)

写真拡大

NHKは2015年8〜9月、ラジオ放送開始90年を記念した経済ドラマ「経世済民(けいせいさいみん)の男」を、総合テレビで5週連続放送する。8月22日と29日に前・後編を放送する第1弾では、大蔵大臣などを歴任し大正から昭和初期の日本経済を支えた、高橋是清の生涯をオダギリジョーさんが演じる。

「経世済民」とは、中国の古典に登場する言葉。「世をおさめ、民をすくう」意味があり、「経済」の語源になったと言われる。そんな「経世済民」をタイトルに、現在の日本を作った3人の経済人を紹介する。

小林一三、松永安左ェ門も題材に

幕末に生まれ、幼くしてアメリカ留学した是清。帰国後は、英語教師や官僚などの職を転々とし、ペルーの銀山経営にも挑戦する。銀山経営に失敗して、すべてを失った彼だったが、日本銀行の工事責任者として名を成してから、人生の歯車が回り出した。

幾度の難局を乗り切り、日銀総裁までのぼりつめた後は、政治家へと転身。大蔵大臣を7度(兼任ふくむ)務め、総理大臣も経験した。世界恐慌から日本経済を回復させ、二・二六事件で没した是清の生涯を、ジェームス三木さんの脚本で描く。

また、9月5日と12日には阪急グループ・宝塚歌劇団創設者の小林一三(主演:阿部サダヲさん)、9月19日には第二次世界大戦後に電気事業の分割民営化を行った「電力の鬼」こと松永安左ェ門(主演:吉田鋼太郎さん)を題材にしたドラマが放送される。いずれも放送は21時〜。