Doctors Me(ドクターズミー)- ズキズキひびく歯痛…。市販の鎮痛剤って効くの?

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ズキズキする歯の痛み…。早めに歯医者さんに行っておけばよかったと後悔する瞬間ですよね。今回は、市販の鎮痛剤が歯痛に効くかどうかについて、医師に聞いてみました。

歯の痛みはなぜ起こる?

「歯痛」とは、歯や歯茎の痛みをさしますが、その原因は大きく2つ考えられます。

1.歯茎の炎症(歯肉炎や歯槽膿漏)
口の中の細菌が歯肉で増殖することで起こります。細菌の増殖に反応して、全身から白血球が歯茎に集められ、戦います。その結果、炎症が起こり、腫れ痛みにつながります。
基本的には通常の免疫力があれば、炎症は一時的ですが、抵抗力が落ちていたり、口の中でたくさんの細菌が増殖し続けると、痛みが続くことになります。

2.歯の痛み(歯の神経過敏、虫歯)
神経そのものを刺激する痛みです。
例えば、虫歯が深くなってエナメル質(歯の表面にある白い部分)を溶かすと、象牙質やその中の神経に到達します。ここには末梢神経が張り巡らされているため、その神経にばい菌が刺激を与えると、ダイレクトに痛みを感じます。虫歯がここまで進むと、基本的には神経を抜くという歯科治療が必要になります。

歯痛に鎮痛剤は効くの?

では、市販の鎮痛剤は歯痛に効くのでしょうか。市販の鎮痛剤は、基本的には炎症を抑え、炎症にともなう痛みを和らげる薬です。そのため“歯肉の炎症”には効果をもたらし、痛みは和らぎます。しかし、強い歯痛の原因である“神経に対する刺激”は、鎮痛剤では効果がありません。

結論としては、虫歯の痛みには鎮痛剤は効きにくいということになります。歯科医師に受診するほかないといえるでしょう。

医師からのアドバイス

歯医者にすぐに行けないときは、まず冷やすことで、神経の痛みを放散させることができます。 また、首や肩の筋肉のこりが痛みを増強させることがあるため、マッサージをしたり温めたりして、リラックスするようにしてくださいね。