太陽系外惑星「ジャンボ鶴田」が生まれるか:IAUが一般投票を受付中

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国際天文学連合(IAU)が太陽系外惑星20個について、いくつかの名称案から一般投票できるようにした。名称案は、プロレスラーの「ジャンボ鶴田」「ムーミン」の登場人物など多彩だ。

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太陽系外惑星惑星はふつう、「PSR B1620-26 b」のような正式名称が付けられるが、覚えにくいし発音しにくい。国際天文学連合(IAU)は今回、20個の太陽系外惑星の名称について、一般の人たちがいくつかの選択肢から投票できるようにして、そうした状況を変えようとしている。

IAUは2014年7月、世界各地の天文クラブに対して、名称案の公募を行った(日本語版記事)。その後、IAUが候補を絞り込み、今回、一般投票を開始したわけだ。広く意見を募ったことから、「非凡な」選択肢がたくさん提供されている。

日本のプロレスファンなら、2000年に49歳で死去した有名プロレスラー「ジャンボ鶴田」にちなんだ「Jumbotsuruta」に投票したいかもしれない。惑星「HD 149026 b」の名称案のひとつだ。

一方、ファンタジー作品のファンであれば、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の登場人物のひとりである「Daenerys(デナーリス)」に投票することができる。あるいは、シクラメンの花にちなんだ、もっと上品な「Cycla」のほうが好みかもしれない。

太陽系外惑星の命名では以前から一般的な慣行だが、名称案の多くは古代史や神話にちなんだものとなっている。今回の一般投票では、「エリダヌス座イプシロン星b」に、北欧神話の神エーギル(Ægir)が提案されていたり、「わし座クシー星b」に、物質の原子論を構築した古代ギリシャの哲学者デモクリトスが提案されていたりする(りゅう座イオタ星の惑星には、「ヤマタノオロチ」や「味噌パン」という名前も提案されている)。

世界の文学にちなんで命名する手もある。「さいだん座ミュー星」の惑星には、『ドン・キホーテ』を書いたスペイン人作家ミゲル・デ・セルバンテスにちなんだ「Cervantes」、パルサー「PSR 1257 +12」の惑星には、『ムーミン』の登場人物であるFyren、Lillamy(ミイ)、Mumin(ムーミン)、Mårran(モラン)などだ。

投票は、20の惑星それぞれについて1回しかできず、10月31日(現地時間)が期限になっている。

率直に言って、惑星「Leisurely Fish(「のんびりと魚釣り」の意味)」のほうが「フォーマルハウトb」よりもはるかにいい名称だ。

「現代の生活がどんどんめまぐるしいものになるなかで、人々は、スローダウンして生活を楽しむことを忘れている。だから、のんびりと魚釣りをするように、皆にスローダウンして美しい夜空を楽しむことを思い出させたい」というのが、この名称が提案された理由だという。

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