左から時計回りに本木雅弘、竹原ピストル、深津絵里

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2016年秋に公開される西川美和監督の新作映画『永い言い訳』のキャストが発表された。

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『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』などの西川監督が、『第153回直木三十五賞』の候補にも挙げられた同名の自著を映画化する同作。長年連れ添った妻・夏子をバス事故で失った作家の津村啓こと衣笠幸夫と、同じ事故で亡くなった夏子の親友の遺族らの1年間を、四季の移り変わりを交えて描く。

主人公の幸夫を演じるのは本木雅弘。幸夫と同じく妻を事故で亡くし、幼い子どもたちと共に悲しみに暮れるトラック運転手の大宮陽一を竹原ピストル、幸夫の妻・夏子を深津絵里、陽一の妻・ゆきを堀内敬子が演じる。本木と深津の共演は、1995年に放送された連続ドラマ『最高の片思い』以来、約21年ぶりだという。

西川監督は本木について「本木雅弘さんは、映画を志した頃から『いつかは』という思いを寄せていた人でしたが、会ってびっくり、恐ろしいほどこの物語の主人公に酷似しているのです。このひとしかいない、と思いました」とコメント。

深津については、「深津絵里さんにお願いしたのは、姿を消しつつも、物語の中心に在り続けなければならない、難しい役です。物言わぬ遺影の中に、観る人が彼女について様々に想像し、そしていくら想像しても、手の届かない『x』が残り続ける。それを少ないシーンで体現できる俳優は、深津さん以外にないと思ったからです。撮影のたびに、大変な解釈力に絶句させられ、舌を巻いています」と語っている。

■本木雅弘のコメント
おそらく誰もが、小説「永い言い訳」を読むと、内視鏡で心の奥を覗かれたような恥ずかしさと共に、これは自分のことが書いてある!と、思うでしょう。
そして、“愛するべき日々に 愛することを怠ったことの代償は小さくない”、、、という言葉を噛みしめることになるのです。
西川さんは、小説と映画は別物、切りはなして考えていると仰っていますが、自分は、この小説の味わいに翻弄され悦びを得たひとりとして、読者の期待も裏切らない作品に仕上げたいという思いで努力しています。
女性監督にお世話になるのは初めてですが、すでに春編、夏編の撮影を終え、監督の的確な指示に答えるべく鞭打たれた興奮から抜けられず、少しの毒と、温かみのある西川演出にハマっています。
妻役の深津絵里さんとは21年ぶりの共演になり、年を重ねても変わらぬ透明感に神秘を感じています。
陽一役の竹原ピストルさんは、役以前に原石としての人間力が上等過ぎて嫉妬するばかりです。
加えて、子役の2人の眩しい存在感にモ〜タジタジです。
いずれにしても、映画として何処に辿り着けるかは未知ですが、この物語は、僕が演じる幸夫だけのものではなく、いびつで、愛おしい、自分達に向けられた人間讃歌なのです。
皆様、ぜひ期待して完成をお待ちください。

■竹原ピストルのコメント
芝居に、映画出演に、あくまで、挑んでいる身ですから、現時点でももちろん、諸々思うことはありつつも、無事に撮影を終え、無事に作品が完成するまで、何を述べる気にもなれません、申し訳ありません。
ただ、例えば本木雅弘さんのお気遣い、思い遣りに支えていただきつつ、少しでも西川監督のイメージに近い動きができるよう、全力で取り組んでいる、取り組んでいくべき尊い今日この頃を過ごしています。
やはり及ばぬ所は多々あると思っておりますが、西川監督への忠誠と、この作品への愛着だけは、誰に劣ることなく、とは思っております。