Doctors Me(ドクターズミー)- 薬の副作用、出やすい人の特徴

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同じ薬の服用でも副作用が出る人もいれば出にくい人もいます。私達一人ひとり顔が異なるように、同じ薬を飲んでもその効き方や副作用の有無には個人差があり、さらに薬を飲むときの体の状態によっても効果の現れ方には違いがあるようなのです。中でも副作用の出方について心配されている方は多いはず。そこで、今回はこの副作用の出やすい人の特徴について、医師に伺いました。

まずは、薬を処理する臓器に注目

私達の体には毒物を解毒し、排泄するという機能が備わっています。その機能を担っているのが、肝臓と腎臓です。体内に吸収された薬は、肝臓で分解(代謝)され腎臓で排泄されます。
つまり、体にとっては本来異物である薬を無害化し体外へ排泄する臓器である肝臓と腎臓に何らかの異常があると、体内(血液中)に薬が長い時間とどまりやすくなり、薬の副作用が出やすくなってしまうのです。

副作用が出やすい人の特徴・5つ

1. 肝臓や腎臓に病気を持っている人
薬の分解(代謝)と排泄の機能がうまく働かないにも関わらず、通常の人と同じ量の薬を飲んでしまうと、薬の作用が強く出すぎてしまいます。

2. お年寄りや子ども
お年寄りは肝臓と腎臓の機能が衰えてくるため。いっぽう子どもは肝臓と腎臓の機能が未発達なため、薬の分解(代謝)と排泄の機能が通常の大人に比べて遅く、摂取量を減らすなどの対策を行わないと薬の作用が強く出すぎてしまいます。

3. アレルギーを持っている人
卵アレルギー、牛乳アレルギーなど食べ物などにアレルギーを持っている人は薬に対しても敏感に反応しやすく、通常の人と同じ量でも副作用が出てしまう可能性があります。

4. 多種類の薬をのんでいる人
薬の飲み合わせによる相互作用によって薬を分解(代謝)する機能に影響を与えたり、複数の薬によって肝臓や腎臓にダメージを与えてしまい、副作用を招く可能性が高くなります。

5. 栄養状態が極端に悪い人
薬の分解(代謝)に関わっているのは代謝酵素というタンパク質です。このタンパク質によって分解され、体内に入ってきた異物(薬)は包み込まれて無害化し、体外へ排出されます。つまり、栄養状態が悪く、タンパク質が足りていないと、薬の効き方も悪く、副作用が出やすくなる可能性があるのです。

医師からのアドバイス

以上のことから、日頃から良質なタンパク質を含む栄養をしっかり摂り、免疫力を高め、肝臓や腎臓をいたわって生活をしている人が、薬の副作用が出にくいと考えられます。