写真提供:マイナビニュース

写真拡大

短い夏、海水浴やキャンプといったレジャーを存分に楽しみたいところだが、気をつけたいのが「日焼け」だ。日焼け止めに日傘、帽子などで万全に対策していても、真夏の紫外線は容赦ない。今回は、うっかり日焼けしてしまったときのアフターケアについて、医療法人社団一信会 ティーアイクリニック・理事長の田原一郎医師に伺った。

○レジャー紫外線による「サンバーン」に要注意!

地表に届く紫外線の中で、特に日常で問題になるものに「UVA波」と「UVB波」の2つがある。季節に関わらず1年中降り注いでいるUVA波に対し、主に夏のレジャーシーンで大量に浴びるのがUVB波。UVB波は、肌の奥には届かない代わりにエネルギーが強いため、肌表面に「サンバーン」という赤い炎症を伴う日焼けを引き起こす。

経験のある人が多いと思うが、強い紫外線を大量に浴びた直後の肌は、赤くなって熱を持ち、ヒリヒリと痛む。田原医師は、これを「やけどに準じた状態」と表現する。正しいケアをしないと、肌が黒くなるばかりか、シミ・そばかすやシワ・たるみの原因になるというのだ。また、サンバーンを繰り返すと、皮膚がんのリスクが高まるともいわれている。

○日焼けした後が肝心! 正しいアフターケア3つ

日焼けした後は、白い肌を保ちたい人はもちろん、こんがりと焼きたい人も、肌トラブルを防ぐためにはアフターケアが大切だ。次の3つのステップを参考にケアしてみよう。

ステップ1 日焼け直後は炎症を鎮静化

「強い紫外線を浴びた直後の肌は軽いやけど状態なので、冷たいタオルなどで冷やして炎症を鎮静化させることが大切です。体を洗うときは、低刺激の石けんやボディーソープを使うようにしましょう」(田原医師)

ステップ2 炎症がおさまったら保湿

「炎症が落ち着いたら保湿に励みましょう。基礎化粧品は、使う量よりも"入っている成分"が重要。アルコールフリーで、保湿成分であるセラミドを配合したものがお勧めです」(田原医師)

ステップ3 回復のためのビタミン補給

「ダメージの回復にビタミン補給は必須。ビタミンA・E・Cなどの栄養素を食事やサプリメントで摂取したり、基礎化粧品で肌に入れてあげたりするとよいでしょう」(田原医師)
○困ったときはプロの手を借りよう!

基礎化粧品の成分の吸収率をアップさせるためには、美容クリニックなどで行っているイオン導入も効果的とのこと。ほかにもフェイシャルトリートメントや光レーザー治療など、肌状態に合わせたさまざまな施術があるので、自分では手に負えない紫外線ダメージには、プロの手を借りるのも1つの手段だ。

肌を焼きたくない人は紫外線の予防が基本だが、うっかり日焼けしてしまったときには、正しいアフターケアが美肌を守る鍵となる。「炎症の沈静化」「保湿」「ビタミン補給」の手順を守って、肌ダメージの回復に努めてみよう。また、肌を焼きたい人も、日焼け後のケアをしっかりと行うことが美肌を保つポイントに。小麦色がより映える肌作りを意識してみてはいかがだろうか。

※画像と本文は関係ありません

○記事監修: 田原一郎(たはら・いちろう)

医療法人社団 一信会 ティーアイクリニック理事長

平成11年に日本医科大学医学部を卒業後、日本医科大学附属病院 第一外科に勤務。平成19年より平成立石病院や都内美容クリニックなどで実績を積む。 平成24年に医療法人社団 一信会 ティーアイクリニックを開院。

医学博士
日本医科大学大学院 分子生物学分野
学位論文;Systemic Cancer Gene Therapy Using Adeno-associated Virus Type 1Vector Expressing MDA-7/IL24
アメリカ遺伝子治療学会にて講演後、Molecular Therapy(Impact Factor 7.149)掲載
日本外科学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医

(須藤妙子)