Doctors Me(ドクターズミー)- 誤飲誤食に注意!放置すると怖い犬の胃腸炎!

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胃腸炎とは、胃や腸において何らかの炎症を起こしている病気です。急性と慢性のものがありますが、急性胃腸炎が治りきらずにいると慢性に移行して治癒に時間がかかってしまうこともあります。

ところで、胃腸炎になるのは人間ばかりではないことをご存知でしょうか。今回は嘔吐しやすい犬の胃腸炎について、原因や対策を医師に解説していただきました。

胃腸炎の症状は?

以下のような症状があった場合、胃腸炎の可能性が考えられます。

・嘔吐(血が混ざる事もあります)
・下痢
・血便、黒色便
・飲水量が増える
・尿量が増える
・脱水
・腹痛
・食欲低下
・体重減少
・元気消失
・口臭
・貧血
・ショック状態

誤飲に寄生虫……気になる原因は?

以下のような原因で、胃腸炎となる場合があります。

○腐敗したものを食べたり古い水を飲む……食中毒になる可能性があります。
○生肉や生魚を食べる……寄生虫がいたり、食中毒になる可能性があるため、加熱しましょう。
○おもちゃやクギなど異物を飲み込む……胃内に停留、胃腸を傷つける、腸閉塞になる可能性があります。
○毒性のあるものを食べる(植物、人の医薬品、洗剤など)……中毒を起こす可能性があります。
○寄生虫……回虫などにより下痢や嘔吐、出血する可能性があります。
○胃腸内の腫瘤(ポリープやガンなど)……消化管の動きが悪くなったり通過障害になることもあります。

放っておくのはよくない!胃腸炎の対処法は?

胃腸炎と思われする症状があった場合、以下のような対策が必要となりますので、すぐに獣医を受診しましょう。

・血液検査
・レントゲン検査
・超音波検査
・内視鏡検査
・消化管組織検査(一部の組織を切り取る)
など必要に応じて検査をします。

また、針やクギなど消化管を傷つけてしまう物でなければ、食べてすぐの場合、吐かせる処置を行います。時間が経ってしまっている場合、消化できるものでは内服薬や食事療法が基本ですが、症状や病態によっては入院が必要になることもあります。消化できない物や針などの異物が胃内に有る場合には内視鏡で取ったり、開腹手術が必要になることもあります。食べ物は日付を確認して、異物や毒物などの誤飲は普段から届かない場所に置くなどして、予防できるものは普段から気をつけましょう。

【医師からのアドバイス】

犬は比較的嘔吐しやすい動物ですが、いつものことだと放っておくと治りが悪くなったりひどくなると穴が開いてしまう事もあるので、定期的に吐いたり下痢をする場合には、たとえ元気であっても動物病院での健康チェックをされると安心ですね。