第一印象がアップ!表情筋を鍛えて“笑顔美人”になる

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新しい出会いが多くなる夏。第一印象の好感度が高い女性をめざすために、いつも笑顔でいたいところだけど…。

「パソコンやスマホばかりを見て、人と会話する機会が少ない生活を送っていると、顔の筋肉がガチガチに固まってしまう可能性があります。するといざ笑顔をつくろうと思っても顔の筋肉が動かず、どこかぎこちない笑顔になってしまうのです」

そう話すのは、自分自身で美と健康を維持するセルフエステ技術を広めている出口アヤさん。

顔の筋肉が柔らかければ筋肉は動きやすく、表情が豊かになって笑顔の種類も多くなる。笑顔をつくるために必要な筋肉はいくつかあるけれど、笑顔の基本となる口角の上がったニッコリ顔をつくるために必要な筋肉が、「小頬骨筋」。目尻から上唇(口角の少し内側)にかけてついている筋肉で、頬や上唇を引き上げる働きがある。この筋肉が衰えていると、いつも口角が下がった状態に。そこでおすすめなのが、小頬骨筋を鍛えるエクササイズ。
◆ニッコリ笑顔をつくるための「小頬骨筋」を鍛える

1.唇をすぼめ、唇全体を斜め右上に引き上げる。
2.右目だけを「ギュー」と力を入れてつぶる。その状態を3〜5秒キープしたら、もとの自然な表情に戻す。
3. 左側も同様に行い、左右1セットで20回繰り返す。

一方大きな口を開けて表情豊かに笑うために欠かせない筋肉が「大頬骨筋」。こめかみから口角にかけてついている筋肉で、口角を上や外側に引く働きがある。この筋肉が衰えていると、自分では笑っているつもりでも、ひきつった表情になってしまうことも。自然な笑顔をつくるためには、大頬骨筋を鍛えるエクササイズを実践して。

◆大きな口を開けて笑うための「大頬骨筋」を鍛える

1.口を閉じて上下の歯をかみ合わせた状態で右側の頬に空気を入れ、パンパンにふくらませる。イタ気持ちよさを感じるくらいまでふくらませるのがポイント。
2.ふくらませた頬をこめかみのほうにまで引き上げるイメージで、口の中の空気を上に移動させる。そのまま5秒キープしたらもとの自然な表情に戻す。
3. 左側も同様に行い、左右1セットで20回繰り返し。

これらの筋肉を鍛えたら、今度は次に紹介する筋肉を柔らかくするマッサージを加えて。筋肉がほぐれていると、表情のこわばりがなくなり、普段から自然と笑顔でいられるそう。

◆口周りの筋肉をほぐして自然な笑顔をつくるマッサージ

1.左右の頬骨の先端に、それぞれ親指の腹を当て、上方向に指圧。そのまま5秒キープ。
2. 1.を5回繰り返す。
3. 右の人差し指を内側に曲げて、第一関節の内側を右の口角に当て、耳たぶの手前部分に向かって小さくらせんを描きながら進んで。
4. 左側も同様に行い、左右1セットで5回繰り返す。
5.3と同じように右の人差し指を内側に曲げて、第一関節の内側を右の口角に当て、今度は耳たぶの手前よりも上のこめかみ(耳の上側あたり)に向かって、らせんを描きながら進んで。
6.左側も同様に行い、左右1セットで5回繰り返す。

マッサージは力を入れすぎずに、皮膚ではなく筋肉に働きかけるのがポイント。さっそく入浴中などにとり入れて、笑顔美人をめざそう!

出口アヤ
(社)国際セルフエステアカデミー代表理事。会員制エステの責任者を経て、麻布十番でエステサロンを開業。アロマセラピー、リフレクソロジー、リンパマッサージ、痩身、気功、東洋医学、心理学などを学びオリジナルの技術を生み出す。現在は自分自身で美と健康を維持できるノウハウを伝えようとセルフエステ技術を確立。セルフエステを普及するためのセミナーや講演活動を行っている。著書に『見違えるほど美人になるセルフエステ』(三笠書房)。