スズムシやマツムシなど虫の声で、秋の気配を満喫!向島百花園で「虫ききの会」

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昼間に鳴くセミの声が止み、夜になって静かに響く虫の声を聴いていると、夏の終わりを感じるという女子も多いはず。「虫の声を聞く」という日本独特の文化を、都心で気軽に楽しめるイベントへ出かけてみてはいかが。

墨田区の国指定名勝及び史跡「向島百花園」で、2015年8月27日(木)から30日(日)にかけて、「虫ききの会」を開催する。売店前の広場では、スズムシをはじめ、マツムシ、クツワムシ、ウマオイ、エンマコオロギなど9種類ほどの秋の虫を展示し、それぞれに特徴的な鳴き声のハーモニーが楽しめるそう。

期間中は毎日、17時から30分間、スズムシをカゴから園内に放つ「放虫式」もある。こちらは先着順で、毎日40組。普段はなかなかできない経験だけに、チャレンジすればいい思い出になるかも。
また、18時からは「絵行灯の点灯」が行われ、これも先着順で参加可能。俳句や俳画の描かれた絵行灯35基に火を灯すという、情緒あふれる体験ができる。

「行灯には、虫にちなんだ俳句や絵が描かれています。夜の闇の中に火を入れた行灯がぼぉっと光る様子は幻想的で、例年、女性にも人気があります」と、広報担当の藤橋さん。

このほかに、ワンコイン(500円)で気軽に参加できる野点のお茶会や、伝統の形式にそって開催される本格的な御成座敷でのお茶会(2席2000円)も開催。自由に参加できるので、茶道に興味のある女子は、風流なお茶会を体験して。

また、虫だけでなく、秋の草花にも興味がある人は、8月29日(土)の11時40分と14時40分に開催される「野草ウォッチング」(先着順:各回30名)がオススメ。園内を歩きながら、百花園の草花を知り尽くしているという、植物研究家の若林芳樹さんのお話が聞ける。

虫の声を聞きながら園内を散策すれば、秋の気配をより一層感じられて、昼間の暑さもちょっと和らぎそう。夕涼みがてら、彼や女友達と出かけてみよう。