海に行きたくなる写真集をブックコンシェルジュがセレクト

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夏の風物詩といえば、やっぱり“海”。どこまでも広がる雄大で美しい海は見ているだけで癒される…なんて人も少なくないのでは? そこで、見ているだけでビーチにトリップしたような気分を味わる写真集を、オフィスワーカーの希望を叶えるブックショップ「リブロ 汐留シオサイト店」の店長・奥川さんに、3冊選んでもらった。お気に入りのビーチを写真集のなかから見つけて、いつか旅する!なんていうのもありかも。◆海底に広がる神秘的でアートな世界を楽しむなら


メキシコ・カンクン国立海洋公園がサンゴ礁の保護活動として、彫像を海底に設置。英国の彫刻家・ジェイソン・デカイレス・テイラーが手がけた彫像は、町の人々がモチーフになっているそう。世界に類のない海に広がるアート空間を収めた写真集。

「海底に広がる不思議なアートな空間を収めた風変わりな写真集です。珊瑚が成長するにつれ、彫像が変化していくという神秘的な海底美術館の世界に魅了されるという人が多いようで、汐留店でも売れている写真集です。ここはダイビングスポットになっているので、実際に潜って見ることもできる。いつか自分の目で見て見たくなるような写真が満載です」

『海底美術館』/ジェイソン・デカイレス・テイラー著/2592円/日経ナショナル ジオグラフィック社

◆世界9海洋から自分好みの海を見つけたいなら


「第三回ナショナルジオグラフィック写真賞」優秀賞受賞など、海洋写真家として活躍する古見きゅう。インド洋、南太平洋など、世界9つの海を地域別に紹介する写真集。

「古見さんは1年の3分の2は海に潜っているそうなんです。海を知り尽くしているせいか、古見さんの視点で撮られた、9つの海と海の周りで生活する生き物の写真は、どれもすばらしい! 海の美しさだけでなく、自然の力強さを感じられます。写真で見比べてみると、場所によって海の雰囲気がまったく違うのがわかるはずです。自分好みの海を見つけて旅してみる。なんて楽しみ方もいいかもしれませんね」

『THE SEVEN SEAS』/古見きゅう写真/パイ インターナショナル/2052円

◆キラキラした海の世界に癒されたいなら


自然のリズムに寄り添い、生き物にできるだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける、水中写真家・鍵井靖章。キラキラと輝く神秘的な海を収めた写真集。

「パステル調の色彩でキラキラした海の世界を写し出した写真は、見ているだけでワクワクしてきます。鍵井さんのユニークな視点にハマる人も多いかもしれません。私もその1人です(笑)。小さな魚を正面から写した写真なんか、もうたまらなくかわいい! 写真集で紹介しているビーチは、ほとんどがアジア近海。身近に行ける海が、こんなにもステキなんだという気付きと、自分の目で実際に海の中を覗きたくなる写真集です」

『彩りの海』鍵井靖章写真/パイ インターナショナル/2592円