東京高裁の抗告棄却をうけ、ニッポン放送<4660>の亀渕昭信社長は23日、東京千代田区の東京会館で記者会見を開いた。冒頭で同社長は「残念です、大変に残念です。正当性を確信していたのに認められず遺憾だ」と述べた。


23日、高裁の決定について記者会見するニッポン放送の亀渕社長。(撮影:吉川忠行)
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 フジサンケイグループに残る方法はとの記者からの質問に対しては、「まだそこまでは考えていない」と答え、大株主となることが確定したライブドア<4753>との話し合いについても、「3月末の株主名簿を見て決め、どうすることがニッポン放送の企業価値を高めるのか考える」と話した。また、フジテレビジョン<4676>株の売却は現時点では考えていないことを明らかにした。

 フジテレビとの親子関係のねじれを放置していたと自らの経営責任を指摘されると、「6月末の任期満了までは企業価値を高めるために精一杯やりたい。TOB(公開買い付け)も遅かったとは考えていない」と立場を保留。同社社員には「明日以降説明をする」とし、「社員が退社するという話は今のところ聞いていない。毎日きちんと放送できているのが嬉しい」と述べた。【了】