“美魔女”を超えた“美妖怪”!? 年齢不詳「銀座のママ」のキレイの秘密

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銀座のクラブってどんなところ?」と聞かれたら、私は必ず“魑魅魍魎の世界”と答えます。それは、年齢不詳、いつまでも美しく、年を取らない、妖怪のような女性がたくさんいるから。

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「私ね、昔は妖精って言われてたのよ。でも、今は妖怪かしら? フフフ」と言う、推定年齢60代後半のママのお肌は、30代のホステスさんよりも、透明感があって、シワもない。“美魔女”なんて、ママから見れば「まだまだ。甘いわ」と……。

また、毎日、早朝までお酒を飲んでいるのに、肌荒れもせず、翌日に疲れも見せない女性もいます。本当に人間なのか、超人的です。

そこで、そのきれいの秘訣を知りたいと「どうしてそんなにお肌がきれいなんですか?」「どうして肌荒れしないの?」と聞いても「何もしてないわよ〜」と教えてくれません。でも、何もしていないなんてことはない! 銀座ホステスの女性たちが、どうやってきれいを保っているのか、知りたい!

そこで、彼女たちの会話の所々に出てくる、日々の“習慣”から、きれいの秘訣を探りたいと思います。

自分のことを知る

巷には、実に多くの“きれいになる秘訣”が溢れていますよね。でも、それは自分を知っているからこそ、試して効果を検証できるのです。

私が一緒に働いてきた女性たちは、例えば「どんなときに体調不良になるか」「何を食べるとお肌の感じがいいか」「どういう状況だと便秘になりやすいか」など、自分のことを知るために、常に自分のカラダの状態を意識して、自分のカラダのデータを取っていました。

やはり、昼夜逆転の生活で、お肌の調子も体調も、精神的にも乱れやすいとわかっているから、少しでも乱れないようにしなくてはいけないという、自覚を持っているようです。そして、自分のカラダを知ることで、きれいでいるための対策を立てられるようです。

自己管理

自分のことを知ったら、次に大切なのが管理すること。自分のことを知っただけではダメで、きれいな人は上手に管理しています。

「にきびができるから、夜中のお寿司はいいけど、ラーメンはダメ」とか「ビールは、このくらいの量なら、飲んでもむくまないから大丈夫」「ワインは3杯飲むと翌日は二日酔い。お肌もカサカサになるから控え目に」など、自分のカラダを理解して、上手に管理しています。

ホステスさんは、12時にお店が終わってから、アフターといって、お客様と食事やカラオケに行ったり「BARで一杯飲んでから帰ろう」などと誘われることがあります。焼肉やラーメンなどの、ハイカロリーなものを食べたいと、お客様からリクエストされることもありますし、カラオケのお供に、生ビールとフライドポテトやピザを勧められることもあります。

でもそこは、きれいを保つ銀座の女性。夜中の焼肉に誘われたら、お客様や20代の若いホステスさんにお肉をすすめて、自分は食べてるフリをしてセーブ。自分の“きれい”を保つために、後輩ホステスに食べさせる……。徹底して管理しています。

いい!と聞いたものを試して、“きれい”を追求

きれいでいるための方法は、世の中に無数にありますが、何が自分に合っているのかは、試してみないとわからないものです。例えば、女性誌を読んで美肌情報を得ても、自分自身でやってみないと結果はわかりませんよね。

私は、グリーンスムージーによる美肌効果を期待して、朝食にスムージーを飲む生活を数日続けましたが、便秘になってしまい、合わないのだと断念した経験があります。実際にやってみないと、わからないものですね。

先日、サプリメント情報にも詳しい、薬局を経営しているお客様が、アラサー、アラフォーのホステスさんたちに「最近は、豚プラセンタじゃなくて、馬プラセンタがいいらしい」と話していました。それを聞いていた女性のひとりは、聞いたその場で馬プラセンタサプリをネットで購入。「いい!」と聞いたら、まず試してみる。実に行動が早いですね。

「だって、ホステスの顔がシワくちゃじゃダメでしょ」と言う彼女の肌は、昼夜働き詰めでも、プリっとハリがあって、とってもきれい。まずは試してみて、合うか合わないかは、自分自身で見極めるわけですね。人から「いいらしいよ」と聞いて、試すか、試さないかで、少しずつ、きれいの差がついていくのかもしれません。

自分のカラダを知って、管理し、きれいでいるためいろいろと試す。とてもシンプルなことですが、継続するのが難しいんですよね。きれいは人は、シンプルなことを習慣化できる人ということなのかもしれません。まずは、自分のカラダを知ることから、はじめてみてはいかがでしょうか?