原油価格が下がっている3つの理由とは? また、原油価格の下落で利益を狙うなら 買っておきたい石油株とは?

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<今回のまとめ>
1.原油価格は安値を試す展開へ
2.シェールオイル油井の休止は一巡
3.原油価格はまだ下がるかもしれない
4.石油株を打診買いするなら財務的にしっかりしたエクソン・モービルが良い
5.エクソン・モービルの配当は岩盤

原油価格は今年の安値を試す展開に

 原油価格が今年の安値を試す展開になっています。先週金曜日のウエスト・テキサス・インターメディエーツの引け値は43.75ドルでした。

 原油価格が下がっている理由は、

(1)シェールオイル増産で供給が増え過ぎた
(2)イラン核協議合意で経済制裁が解除される
(3)中国経済減速でコモディティ全般が売られている

 などによります。

シェールオイル油井の休止は一巡したが在庫の整理は進んでいない

 原油価格の下落で、シェールオイルの油井(下のグラフの青)は去年10月10日につけた1,609本のピークから、今年の6月26日には628本まで減りました。

 しかし油井の休止は一巡した観があります。

 実際、過去6週間のうち5週間に渡ってリグの数は増加しました。

 ここへきて油井が増えている理由は、ダウン・スペーシングと呼ばれる新しい原油採掘方法が編み出されたことによります。

 ダウン・スペーシングとは、油井と油井の間の感覚を今までよりもずっと詰め、ひとつの作業場所で掘る油井の数を増やすことにより操業効率の向上を図る手法を指します。

 大手シェールオイル業者であるEOGリソーセズ(ティッカーシンボル:EOG)がノースダコタ州バーケンでダウン・スペーシングを試み、成功しました。同社は今後テキサス州でも同様の採掘法を行う予定です。

 原油価格がまだ底打ちしていないにもかかわらず油井数が増加に転じたことで投資家の間には新たな原油先安観が広がっています。

 下のグラフは米国内の原油生産高です。まだ生産調整はほとんど進捗していないことがわかります。

 したがって積み上がった原油在庫の整理も捗っていません。

 このように原油価格の見通しは楽観を許さないものになっています。

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