12日放送の「虎ノ門ニュース 8時入り!」(CS放送・DHCシアター)で、漫画家の江川達也氏が、東京五輪エンブレム盗作疑惑の渦中にあるデザイナーの佐野研二郎氏を批判した。

この日の番組では、恒例のコーナー「達也と貴子の気になる1枚」で、江川氏が「東京おりんぴっく」と殴り書きした色紙を提示し、懸案となっている佐野氏の手がけたエンブレムの盗作疑惑の話題を切り出した。

江川氏は、問題となっているエンブレムについて「誰かのありがちな、全然レベルの低いオリジナリティーの無いようなデザイン」であると言い切り、「このオレのマンガっぽい(色紙の)デザインに替えましょうよ!」と言い放った。

この冗談交じりの発案には、出演者の実業家・諏訪貴子氏も「外国人の方には、こっちの方が絶対ウケると思う」と賛意を示していた。

佐野氏についてはエンブレムのみならず、サントリーが開催するキャンペーン賞品のトートバッグの一部デザインにも盗作疑惑が浮上していた。この放送の翌日の13日には、佐野氏側からの申し出を受けた対応という形で、キャンペーン賞品の一部を取り下げることも決まっている。

江川氏の批判の矛先はエンブレムを選んだ選考委員の側にも向き、「選考委員が頭おかしくなってるんじゃないか」「音痴の人が曲を聴いて決めているような感じ」「わざわざ才能のないやつを集めて才能のないことをやらせている感じ」などと評していた。

また江川氏は、デザイナー一般の「傾向」として、ネット上で拾った画像を勝手にコピー&ペーストして使用していると指摘。佐野氏についても自分でオリジナルの画を描けない分、ネット上で素材を拾ってきてデザインしているのではないかと推測していた。

江川氏はそんなデザイナーの仕事ぶりを、「(キーボード上の)Ctrl+C(注:選択項目のコピー)だけでできちゃう。そのあとCtrl+V(ペースト)するだけ」などとも揶揄し、今回の騒動について「デザイナーって何なんだろう」「オリジナルって何なんだろう」という問いを考えなおす機会になると語っていた。

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