ファッション感覚でつけている香水。じつは5つの有毒物質がある!?
おしゃれ感覚、あるいは体臭の消臭用にと、香水を活用している人は多いのではないでしょうか。最近では数えきれないほどの種類が販売されていますが、みなさんはその成分を意識したことはありますか?
今回は、そんな香水に含まれる成分が体にどんな影響を及ぼすのか、医師に詳しく教えていただきました。
香水はもともと天然由来の原料でできていた
香水の歴史は古く、昔はすべて天然由来の原料で作られていたといいます。それが、1940年代以降、科学薬品による香水が市場に増え始めたのです。
この科学薬品には、次のようなトラブルを引き起こす、有害な物質も含まれているとのこと。
香水に使われる5つの有害物質
1:ベンズアルデヒド
・中枢神経障害
・目のかゆみ
・喉の痛み
・消化器系障害 など
2:アセトン
・中枢神経を抑制
・めまい
・のどの渇き
・吐き気
・意識をもうろうとさせる
・重篤な場合、意識障害を引き起こす など
3:酢酸ベンジル(ベンジルアセテート)
・発がん性
・肺や目の障害 など
4:しょうのう(カンフル)
・中枢神経の障害
・めまい
・吐き気
・けいれん
・目や鼻の痛み
・重篤な場合、意識障害となるケースも など
5:エタノール(エチルアルコール)
・めまい
・吐き気
・筋力の低下 など
香水に使用されている有害物質には、それぞれ特有の害を引き起こす可能性が指摘されています。下記を参考に、どのような症状が出やすいのかをチェックし、購入時には必ず成分表をチェックするようにしたいですね。
(監修:医師 佐藤 留美)