「宇宙産レタス」を宇宙飛行士たちが初めて試食

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日本人宇宙飛行士・油井亀美也を含む国際宇宙ステーション(ISS)のクルーたちが、「宇宙の極微重力の環境で栽培された新鮮な野菜」を初めて口にした。

国際宇宙ステーション(ISS)では8月10日、第44次長期滞在のクルーたちが「宇宙の極微重力の環境で育てられた新鮮な野菜」を宇宙で初めて口にした。

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米航空宇宙局(NASA)は8月8日(米国時間)、この小さいが画期的な出来事を、進行中の植物実験「Veg-01」の一環として発表。このプロジェクトの目的は、植物栽培設備の宇宙における機能評価だ。

ISSで栽培された、見事に赤いロメインレタスの収穫が行われたのは今回が初めてではない(2014年5月に栽培が開始された最初のレタスは、約1カ月後に収穫され、地球に送り返されている)。しかし宇宙で収穫したものを宇宙飛行士が口にすることはこれまでなかった。

NASAによると、使用した種は当初ISSで15カ月間放置されていたという。そしてレタスは7月8日から約30日かけて育てられ、今回無事に収穫されたのだ。

8月10日に宇宙飛行士たちに提供された「超有機栽培」のレタスは、初めに「クエン酸をベースにした、食品にも安全な消毒シート」できれいに拭いてから、“半分まで”食べることが許された。残りのレタスはパックに詰めて冷凍し、地球に送り返されて詳しい分析が行われる。

ケネディ宇宙センターに勤務し、「Veggie」と呼ばれるこの野菜栽培システムを担当するNASAの搭乗科学技術者ジョイア・マッサ博士は、「わたしたちは、地球と宇宙の両方において、作物の収穫量、栄養、味に、光が与える影響を調べるつもりです」と語っている

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