「高校生のころ、父がよく外食で優待券を使っていました。娘の私名義でも株を買っていたので、私自身が株主のお店もあって(笑い)。“私が株主?”と不思議に思いながらも、おいしいものがお得に食べられてうれしかったですね」

 そう語るのは、個人投資家で投資歴10年の小森美紀さん。

「株を買えば、タダで食事ができる」と衝撃を受けた小森さんは、以来、株のとりこに。飲食店利用はもちろん、日用品や金券など、今も毎日のように優待品が届くため、生活用品はほぼ買うことがない。

「初心者は、自分がよく利用する企業の優待を選ぶことが大切。そして株価の高い銘柄を1つ買うよりも、手頃な株価の銘柄をいくつか買うのがおすすめ。1つの銘柄の値動きに振り回されなくなります。もちろん株にはリスクがつきもの。場合によっては元本がゼロになってしまうことも。必ず余裕資金で行いましょう。優待というお楽しみがあると、株価が下がったときでも、焦らず株価の回復を待つことができるんですよ」と小森さん。

 また、友人に映画の優待券をもらったことがきっかけで、株主優待の魅力に目覚めたのが、投資歴20年の人気ブロガー・夕刊マダムさん。株価や配当より優待内容を重視して銘柄を選ぶ。

「子供が小さい頃は、ファミレスや玩具系、今は趣味の映画やおしゃれな外食の銘柄を主に購入。優待券を使って、プチ贅沢を満喫しています」(夕刊マダムさん)

 難しい経済用語や細かい数字がわからなくても、株は充分楽しめるという。

「スーパーの人気商品や、子供がハマっているアニメなど、日々の暮らしの中で、肌で感じる流行が、投資のチャンスなんです。だから株って、女性にこそ向いていると思います。度胸もありますしね!」(同前)

※女性セブン2015年8月20・27日号