TwitterがDMの仕様変更、140字から最大1万字に拡大。公式アプリ最新版とウェブから導入

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Twitter がダイレクトメッセージ(DM)から140字制限を廃止し、1回で最大1万文字まで送れるよう変更しました。

変更が反映されるのは iOS / Android の公式Twitterアプリ最新版、ウェブのTwitter.com、Tweetdeck、OS XのTwitterアプリから。

Twitter はもともと公開の発言から会話が広がることを強みとしていたため、DMは長らく放置気味の機能でした。しかし最近では Facebook Messenger や LINEなどメッセージングアプリの流行を受けて、グループDMの導入やフォロワー以外からもDMを受け付ける設定など、プライベートメッセージ機能の充実を図っています。

といった流れで今年6月に発表されたDMの最大字数撤廃は、これまで公開ツイートと同じだった140字から、最大で1万字まで一回のDMで送れるようにする仕様変更。

Twitterの140字制限は時に不便でもありますが、何が流れてくるか分からない公開ツイートの場合、字数制限がなければ他人がすべて読んでくれることを前提とした書かれた文章が増え、タイムラインの一覧性や可読性、会話の広がりが低下しそうです。

一方でDMの場合、少なくともフォロー / フォロワー関係にあり非公開の会話をする相手を認めている前提があることから、必要なテキストをコピペするにも何分割が必要な制限にあまり意味はありません。

Twitterは6月の発表の際、サードパーティー開発者に対して

1. REST API / ストリーミングAPIの追加部分確認
2. 長いDM(フルレングスDM)を受けられるようGETリクエストの書き直し
3. 長いDMにあわせたユーザーインターフェースの調整

を求めていました。本来の開始は7月中の予定でしたが、微妙に遅れて8月からの開始になったようです。

Twitterの仕様変更は段階的に適用されてゆくことから、iOS / Android / OS X 公式アプリまたはTwitter.com、Tweetdeckなのにまだ使えないという場合、最新版に更新してしばらく待てば新仕様が使えるようになるはずです。

このほか注意が必要な最近のDM仕様変更は招待とフォローのルールがややこしいグループDM、不特定多数から連絡を受けたいときに便利なフォロー外DM受信設定など。
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