Doctors Me(ドクターズミー)- うつに似た症状が?「副腎疲労症候群」ってなに?

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あまり聞きなれない方も多い副腎疲労症候群という病名。これは、うつのような症状を起こす原因ともなります。
今回は副腎疲労症候群の原因と対処法にについて、医師に解説していただきました。

気分が落ち込みやる気が出ない…症状はうつ病に酷似!

うつ病は、

・いつも楽しいなど感じることができない
・落ち込んだ気持ちが続く
・朝起きれなかったり眠れなかったりする
・睡眠障害がある
・体重が減ったり増えたりといった変化がある
・やる気がわかず疲れた状態が続く
・性欲が減退する

などの診断基準となる症状にあてはまるかどうかによって診断されます。
副腎疲労症候群はうつ病ににた症状やうつ病の症状が起こる状態のことをいいます。

副腎疲労症候群のメカニズムは?

ストレスがあると、ステロイドホルモンなどストレスに対抗するホルモンが腎臓の上にある副腎からだされます。しかし、ストレスが長く続いたりすると、これに疲労したような状態でホルモンが分泌されなくなる状態になることがあり、これを副腎疲労症候群といいます。
うつ病と同じように、

・朝起きられない
・行動するのに時間がかかる
・頭がきりがかかったかのようにぼーっとして集中しにくい
・何をしても楽しくない
・すぐにパニックになってしまう

など、様々な症状が起こります。

うつ病との違いはホルモンが関係?

腎臓の上には副腎という器官があり、副腎皮質ホルモンや副腎髄質ホルモンといった、重要なホルモンを分泌して身体をコントロールしています。副腎疲労症候群は、Adrenal Fatigueともいわれ、慢性的なストレスや激しいストレスなどによって、このホルモンの分泌がうまくいかず枯渇してしまっている状態のことをいいます。ホルモンが関係しているかどうかが一般のうつ病との違いといえます。

副腎疲労症候群の原因は?

・仕事などによる慢性的なストレス
・親しい人の死による激しいストレス
・インフルエンザや肺炎などの感染症のあと
・睡眠不足
・バランスのとれていない食生活

などが原因になるといわれています。そのため、必要であれば、病院でのホルモン補充や、対症療法などの治療が行われるのに加えて、規則正しい生活がとても大切になってきます。

【医師からのアドバイス】

似ているようで違う副腎疲労症候群とうつ病。
うつ病かもしれない……と思っても実は副腎疲労症候群ということもあるので、気になる症状のある方は内科で相談してみてくださいね。