Doctors Me(ドクターズミー)- 鼻水が痰になる?鼻水と痰の切れない関係!

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風邪などで鼻水だけでなく、痰も出て苦しい思いをされた方もいるのではないでしょうか。鼻水が増えると、鼻が口の方におりてきて痰との違いがわからなくなることがあります。痰と鼻水の違いとはなんなのでしょうか?
今回は、鼻水と痰の関係について医師に解説していただきました。

痰と鼻水の違いは?

痰は、気管や気管支など肺へつながる空気が通る道である気道に細菌やウイルス、ほこりなど異物が入ることで、粘液で異物をくるみ、外に出そうとすることでできます。痰は咳とともにでることが多く、水っぽいこともあれば、粘りが強かったり、色がついていたり病気によっては血が混ざることもあります。

鼻水は、細菌やウイルス、ほこりなどの異物に対して、これらを排除するために粘膜から鼻水が出て、外に出そうとします。アレルギーによって起こる鼻水は、この反応が過剰に起こっている状態ともいえます。これも病状によって色や粘りなどの性状がかわってきます。

鼻水が口に流れ込むのは副鼻腔炎のせい?

鼻から口、気道はつながっており、鼻水が口や喉に流れ込むことがあります。後鼻漏(こうびろう)とよばれ、痰と鼻水が区別しにくくなる原因の一つです。アレルギー性鼻炎や、副鼻腔炎などで鼻水が多いと、喉へ流れ込む鼻水も増え、これがからまって咳と一緒に痰のようにでることもあります。

そのため、咳や痰がなかなかとまらない原因は、気管支の問題ではなく、実際は鼻炎や副鼻腔炎が原因となっていることも多くみられます。

つねに症状が続く人は治療が必要!

鼻水と痰が同時に起こることは、風邪でもよくありますし、気管支炎や肺炎など、気道の感染による炎症によってよく起こる症状です。症状が辛い時には去痰薬などを使ったり、必要な場合には抗生物質を使ったりします。

しかし、これらの症状が続く時は、これらの症状を引き起こしている鼻炎や副鼻腔炎などが改善しないとよくなりません。そのため、耳鼻科を受診して、抗アレルギー剤などを服薬したり、抗生物質をつかったり、吸入や洗浄を行ったり、時には手術などで治療がされることもあります。

【医師からのアドバイス】

たかが鼻水や痰ですが、頻繁に続くと煩わしくて仕方ないのも事実。治療してスッキリとしたいものですね。