ベールを脱ぐEngadget先端研、例大祭にて各種成果物の発表会 #egfes

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Engadget先端研究所、実はこれまで知る人ぞ知るという存在でしたが、5月のEngadget例大祭で初めて、その活動概要や成果物を発表しました。今回、その模様をお伝えします。


Engadget電子工作部から生まれた「Engadget先端研究所」



Engadgetの人気イベントの1つ「電子工作部」は、2013年に始まりました。2014年には10回以上、2015年に入って、すでに「JINS MEMEハッカソン」「健康ガジェットを作ろう」を行っています(先日からバンダイナムコスタジオとの電子工作部やau未来研究所ハッカソンも実施しています)。

これまで延べ300人以上の人が参加している電子工作部ですが、ハッカソンイベンド終了後も作り続けたい、もっと本気で作りたいという声に応えて、2015年1月に立ち上がったのがEngadget先端研究所(以下、Engadget先端研)です。根底には、編集長・鷹木創さんのEngadget日本版という媒体発のガジェットを作りたいという思いがあったそうです。

Engadget先端研は現在約10チーム、50〜60人が参加し、チームを組んだり、あるいは個別で、思い思いのプロダクトを作ろうと活動を続けています。Engadget電子工作部に初期から関わってきたIAMAS小林茂さん、karakuri productの松村礼央さんもその活動をサポートしています。


さて、そんなEngadget先端研ですが、これまで毎月のミーティングで進捗や課題の共有、検討を進めてきましたが、今回初めて公の場でおのおののプロジェクトの概要やプロトタイプを用いたデモをプレゼンすることになりました!

※一部制作物についてはステージ上での制作物の提示はありませんでした。


舞台はEngadget例大祭、Engadget先端研で何が行われているのか?


この日、プレゼンをすることになったのはEngadget先端研から5チーム、4月に行ったJINS MEMEハッカソンから1チーム、5月の「健康ガジェットを作ろう」から1チーム、計7チームです。活動をサポートする小林さん、松村さんもコメンテーターとして登壇しました。


松村:ガジェットを自分たちで作ってみたい、挑戦したいという人を支援できたらというところから始まったが、僕らもどういう企画になるかあまり深く考えずに始まったものなんです。おもしろいことに、ものを作って売る、誰かに使ってもらうというのは実際やろうとしてみるととても大変なことだというのが分かります。消費しているだけでは気づかないことも自分たちで作ってみると気づくことが多いので、そんな中で参加者がどう成長しているかということをこういうイベントで伝えられればと思います。

小林:普段の電子工作部は、Day1があって1週間〜2週間間を空けてDay2という2日間の短距離走。でも、いろいろプロダクトとして出していこうとすると中距離走になる。Engadget先端研はそこにトライする初めての試み。今日の発表は短距離走のものもあれば、中距離走のものもあるんですが、そんな感じでみなさんに楽しんでもらえたらと思います。


スマホで気軽にライブ演出できる「show4」



(動画は3分20秒付近から)

show4は、Engadgetとヤマハ、ロフトワークが共催した、新しい楽器を作ろうというハッカソンイベント「Play-a-thon」の継続プロジェクトから生まれました。ハッカソン終了後、ヤマハは事業化を目指すチームを対象にヤマハの事業化支援プログラム「Yamaha Incubation Program」(2015年1〜3月)を実施しています。そのプログラムのもと開発を進めてきたプロジェクトです。

show4はスマホでバンド演奏を気軽に演出するデバイスで、現在の実装はドラムを叩く強弱に合わせてスマホ内の映像を切り替えることができるというもの。音楽の世界観を伝える手段として、映像は非常に大きな要素です。従来のPVなどのミュージック・ビデオ然り。最近では、プロジェクションマッピングを使ったステージ演出も珍しくありません。また、ライブ演奏とVJのコラボというスタイルも増えています。

しかし、いずれも大きなセットや専用のプログラムなど、専門家の「手」が必要になってきます。「演奏するミュージシャン自身が、もっと手軽に映像を使ってライブの演出ができたら」というところから、show4は生まれました。

振動センサーを内蔵した小型のデバイスとiOS端末側のアプリはBLE(Bluetooth Low Energy)で通信し、検知した振動をトリガーに映像を切り替えます。iOS端末をプロジェクターに接続することで、スクリーンやドラムのヘッド、周囲の壁などに映像を映し、演奏にシンクロさせることができます。映像とセンサー部分を切り離すことで、コストを抑え、またセッティングを簡易にすることを目指しています。

センサー部分のデバイスをドラムに取り付け、その振動を検知し、アプリ側で映像を切り替えます。

今後、引き続き量産化に向けた開発を進めていくそうです。イベント出展や実際にライブで使ってもらえる協力者を募集しているとのこと。

Play-a-thonから関わってきた小林さんからは「去年のPlay-a-thonからコンセプトを作り直すところからやって、いまこういう形になってきている」と補足した上で、「"手軽に"というところがすごくいい、そこに魅力を感じる人は多いと思います」との講評がありました。松村さんからは「VJ的なことに演者自身が参加できる、参加することで、もっとコンテンツがおもしろくなると思う」とのコメント。

会場からドラム以外への展開について要望も出るなど、今後、期待のデバイスとなりそうです。


旅先の自撮りを変える「旅先セルフィー お地蔵さん」




(動画は15分35秒付近から)

当日の1週間前に終わったばかりの「健康ガジェットを作ろう」からの出場チームです。「健康ガジェットを作ろう」は、QOLをハックしようという、ドコモ・ヘルスケアの「わたしムーヴ」プラットフォームを使ったハッカソンイベントです。

リアルタイムで会ったのはまだ3回しかないという4人のメンバーが作ったデバイス、「旅先セルフィー お地蔵さん」は、全国の観光スポットに配置される、記念写真が撮れるセルフィー装置です。そもそもの課題設定は「ドコモ・ヘルスケアのムーヴバンドをもっと外に持ち出すようにするにはどうすればいいか」。そこから、ムーヴバンドを外に持ち出してもっとおもしろいことができれば1つの解決になるのではないかと、「旅先セルフィー」というコンセプトを提案しました。

たとえば、秋葉原に来てAKB劇場の前で記念撮影をしたい、だけど一人だし、人に声をかけてお願いするのもためらわれるというとき、ふと「お地蔵さん」が立っていて、ムーヴバンドで頭をなでてみるとパシャっと撮影してくれる...というイメージです。

konashiシャッター、お地蔵 シャッターという形でデモが行われました。仕組みは、お地蔵さんと賽銭箱の中にスマホとkonashiを仕込んであり、ムーヴバンドを検知すると「わ〜はっは」と笑い声を上げ、その後シャッターが押されるというもの。撮影されたデータはインターネットに送られ、自分のスマートフォンでその写真を見ることができます。検知の対象はムーヴバンド以外にも広げることが可能です。

松村さんからは「たとえば、お化け屋敷で恐怖を感じているときにシャッターを押すというように、ムーヴバンドの計測データをセルフィーに使うという発展形もある。アトラクションとうまく組み合わせるとおもしろい」という講評がありました。また、小林さんからは「自撮り棒がいま規制などの問題が出てきているのですごく可能性を感じる。すごく大変な上り坂を登り切ったらスペシャルな写真が撮れるとか、運動量との絡みも作れそうですよね」との講評でした。

観光名所各地にこんなセルフィーポイントがあれば、旅先の自撮りが変わるかもしれません。

「Xben2.0」が狙う世界



(動画は25分00秒付近から)

XBenは、2014年10月のEngadgetが協力したau未来研究所ハッカソンで生まれたプロジェクトです。しかし、au未来研究所ハッカソンでの最初のプレゼンはダンボールを使ったものだったそうです。開発を続け、GUGEN2014、MA10などのものづくりイベントに参加し、徐々に形にしていきました。その後、経産省フロンティアメイカーズ育成事業に採択され、2015年3月にはSXSW2015にも出展し注目を集めました。現在、海外で盛り上がるBentoムーブメントを見つつ、海外向けに売り出せる製品として開発を進めています。

当初はお弁当の中身を交換しようというお弁当箱型ガジェットでしたが、現在Xben2.0として、アプリと連携しランチタイムのコミュニケーションを活性化しようという形に進化しています。スマホを見ながら"ぼっち"でお弁当を食べているのはもったいないよねと、せっかくIoTお弁当箱を作るなら、もっとリッチなコミュニケーションができるものに、と考えたそうです。

お弁当箱としてきっちり使えることは必須であるため、中蓋の部分にフルカラーLEDや振動モーター、バッテリーなどが内蔵され、BLEで通信を行う仕組みです。耐衝撃性、防水性も保持する設定になっています。また、上蓋の部分を3Dプリンティングでカスタマイズ可能にします。これは、3Dプリンティングをもっと普通に使われるようにしたい、生活の中に落とし込みたいということから。3Dデータを配布して、出力できるようにする予定です。

au未来研究所ハッカソンは「衣・食・住」のシリーズで、その中でも「食」は何が起こるかわからないと予測がつかなかったと小林さんはいいます。「こういうものが出てくるというのは驚きも大きかった。プロジェクトとしては、2014年10月のハッカソンからずっと続けている人もいるし、自分は短距離走として次の中距離走の人にバトンタッチしている人もいるプロジェクトですが、これがどこまでいくのかすごく楽しみにしています」と小林さん。

松村さんからは「日本的な文化から出てきているものだけど、海外の人にも通じると思う。海外のランチボックスは1つの箱で分割の概念がないんですが、日本のお弁当箱は仕切りで分割できるので、いろいろなものが食べられてヘルシーだと受け入れられているのではないか。海外のそういうムーブメントと合致してうまくいくんじゃないかなと思います」との講評でした。

残念ながら今回のイベントでの展示はありませんでしたが、今後もさまざまなイベントに出展する予定だそうです。

「CADなし・3Dプリンタなしからはじめる3Dプリント 点字アイテムサービスとミニカー作成サービス」



(動画は34分00秒付近から)

小江戸らぐ工作部が作ったのは「3Dプリンタに興味はあるけど、CADとか難しそう。3Dプリンタも高いし...」という人のためにWebで3Dモデルが作れるというサービスです。作成した3Dモデルはデータに書き出して3Dプリンタで使えるほか、そのままプリントサービスに発注することも可能です。3Dプリンタがどういうものか知っていても、実際に使ったことがあるという人はごく一部の人たちだけ。一般の生活の中で馴染んでいるとはいえません。そんな中、提案するのは「こんな形で社会に溶け込んでいくのではないかという未来を先取りしたプラン」です。

現在、「点字アイテムサービス」、「ミニカー作成サービス」として展開しています。点字アイテムサービスは、Webから文字を入力するだけで、それを点字にしたキーホルダーや壁面パネルなどが作れるサービスです。ミニカー作成サービスは、スライダーを操作するだけで、手軽にミニカーを設計できるサービスです。ヘッドライト、ドア、エアロパーツをつけたり、チョロQのユニットも組み込めるようにしているとのこと。

「できないと最初におもしろくないと思ってしまうので、こういうサービスにふれてまず車が3Dプリンターで出せるとか、"できる"と知ることは重要。スライダーで上下回転できたりするのはすごくわかりやすい」というのは松村さん。ちょうど大学のほうで小学生・中学生向けに3D CADの授業をしているところなのだそうです。

小林さんからは「一般的なCADツールは非常に複雑で、その世界観を理解する、用語を覚えるだけで大変になってしまう。このように目的に特化されていると簡単に説明を受けたら作り始めることができる。つい機能を盛り込みがちになるんですが、その割り切り方やブレないところがすごいと思います」との講評がありました。

この3Dプリントサービス、当日の展示ブースで実際に出力してみることも可能になっていました。


未来のスイッチ「Cogle - change cognitions -」



(動画は42分40秒付近から)

Cogleは未来のスイッチ、家の中で毎日ふれるスイッチを一歩未来の形にするシステムです。たとえば、1つのスイッチをONにするだけでリビングの電気がつき、給湯器やテレビがすぐにONになるスイッチ。温度・湿度のセンサーを付けることでエアコンを自動制御する、煙や火のセンサーを付けることで緊急時にスマートフォンに通知が来るというもの。プログラムで制御することができます。

そもそも、「壁に付いているスイッチはどうしてアナログなのか」「じゃあデジタルなスイッチってどんなものか?」という"引っかかり"からだったといいます。さらに1階から2階の照明を消すことができたら、と考えました。そこで、いまのスイッチの当たり前に感じているいいところ(安定感やフィードバック)も残しつつ、ガジェット好きなお父さんをターゲットに、カスタマイズできるスイッチという発想が生まれました。

「ちょっと先の未来」を家の中に、そしてお父さんの趣味が家庭で役に立つ機会を提供するものです。また、フェーダー、ボリューム、トグル、ボタン、さまざまな形・さまざまな触感のあるスイッチを組み合わせて、自分だけのスイッチを作ることができます。毎日さわるものだからこそ、気持ちよく、スイッチをかっこよくする、「未来の当たり前をかっこよくすること」が目標とのこと。

「スイッチって世の中に多いし、家庭用のスイッチは種類は多いんですが、なかなかこれってものがなかったりするので、これ欲しい人は多いと思います。そのへんですごく可能性を感じるアイテムです」と小林さん。ちょうど自宅を新築中の小林さんからは「ぜひ、早く!」というリクエストもありました。

残念ながらネットワーク構成などの問題で当日デモはできなかったのですが、「それは実際やってみないとわからないことなので ...。自分で作ってみるとわかるんですが、製品としてきちんと動くことってすごいことなんです。当たり前過ぎて気づかないことが多い。それに気づくことも先端研の目的でもあるんです」と松村さん。

つながりたい人の想いが眼鏡でより通じ合う「Eye Sync」



(動画は49分25秒付近から)

このチームはJINS MEMEハッカソンから。「Eye Sync」は優秀賞をとった作品です。JINS MEMEはメガネブランド「JINS」を展開するジェイアイエヌが開発を進めている次世代デバイスです。

視線の移動やまばたき検出し、眠気や集中度を計測したり、体軸・体幹の傾きがわかるというこのデバイスを使って、eyesync-me.meチームが作ったのが「Eye Sync」というコミュニケーションアプリです。合コンや婚活など出会いの場で、コミュニケーションのきっかけを作ってくれます。いかに相手を見つめ続けられるかという想いの強さを競うゲーム機能と、目の瞬きなどのシンクロ率からお互いの相性を測る機能の2つがあります。

ステージ上のデモは小林さんと松村さんの二人が実演しました(勝負は小林さんの勝ち、相性は30%という結果でした。動画は51分35秒付近から)。

「これまでのGlass系のデバイスはすごく真面目な方向でやっていて、JINS MEMEも真面目な方向にいくのかなと思っていたら、ハッカソンでこんなおもしろいことになってしまって。でも、それがいいんじゃないかと思う。健康管理というのはもちろんあるけれど、そのデバイスを持っている人同士のコミュニケショーンができたり、楽しめたり。むしろ、こちらのほうが本流になっていくのでは」と小林さん。

メガネ男子の松村さんからは「僕はおもしろガジェット的なものでないとデバイスは普及しないと思っています。いわゆる先端的な技術ですという形で閉じているものは意外と広まらない。これくらい、宴会で使えますという世界に入っていくとメガネ型デバイスの開けるところになるんじゃなかと思います」との講評でした。

人と見つめ合うということ自体気恥ずかしいし、なかなかできないものですが、「ゲーム」だとできてしまうもの。さらに、メガネが「紳士」と「女王」のアイテムで装飾されているので、単純に「楽しもう」に振り切れます(といいつつも、実際にやってみるとなかなか恥ずかしいですが...)。

コミュニティの立ち上げ&イベント「モデ1GP」の開催



(動画は56分50秒付近から)

最後に、Engadget先端研の活動として、ものづくり支援コミュニティ「プレクラ」を発足したチームです。ガジェットが好きで作ってみたいけど、作り方がわからなかったり、途中で飽きてしまったり、完成したけど思ったものと違うという経験をしている人も多いのではないか。そんな人を支援したい、またものづくりのおもしろさを知るきっかけ作りをしたいと立ち上げたコミュニティです。

第一弾のイベントとして開催したのが、2015年5月16日の「モデ1GP」。Engadgetだけでなく、アイティメディアの3Dモデラボ、XYZプリンティングジャパンとの共催という形でした。3Dプリンタで出力した「3.0cm x 1.5cm x 1.5cm」サイズのクルマをスーパーカーに見立てて、ボールペンで弾いて距離を競うというもの。競技の前にワークショップを行い、3Dプリンタが初心者の人でも3Dモデルを作成し、出力できるようにしました。ワークショップではAutodeskの無料の「123D Design」を使ったそうですが、シンプルな機能しか使えない分、初心者でもわかりやすく進めることができたそうです。

先端研の活動の中でコミュニティを作るというのは、正直筆者は「デバイスじゃないんだ。おもしろいな!」という感想を持ちました。小林さんにそのことを質問すると「先端研として集まったときにハードウェアというのは中心にはあったんですが、3Dモデリングの楽しさとか伝わらないよねというところに彼らが着目して...。先ほどの3Dプリントサービス(小江戸らぐ工作部)の鈴木さんもそうですが、これはおもしろい展開だったなと思います」とのこと。

konashiを開発した松村さんからも「僕もツールを作ってコミュニティを広げるということでハッカソン的なイベントをしてきましたが、コミュニティを広げる、みんなに楽しさを知ってもらいたいというとき"伝えてくれる人"が重要になってくるんです。ただ、これまでの枠組みでは"伝えてくれる人"がなかなか出てこなかった。先端研の中で、こういう動きが出てきてくれたのはうれしいですね。楽しいことを広げていきたいという熱意が重要で、それがある人が伝えていかないと技術が文化として根付いていかない。Makerムーブメント的な動きを一過性のものにしないためには、こういう人材が出てこないとダメなのかなと思っています」と講評がありました。

展示ブースではモデ1GPで出力した3Dモデルが展示され、実際にボールペンで弾くことができるようになっていました。当日モデ1GPをやってみたという小林さん、「30年ぶりくらいに飛ばしてみたら3cmしか飛ばなくて、もう1回いいですかって感じになる。競技するところまでセットであるのがいいですよね。単に出力して終わりではなく競うところまであるのが。非常にいい企画だと思います。」

こうしてプレゼンは無事終了。それぞれの熱意や楽しさが伝わったのではないでしょうか。

Engadget電子工作部および先端研は続く!


松村さん、小林さんからは最後にこんなメッセージがありました。

松村:Engadgetでこうした活動をしているのは、やはり作る楽しさをみんなに知ってほしいなということがあります。誰でも作れるようになって、自分で作ってみることで、世の中のものがどうできているということを学ぶ機会になる。学校でもそういう機会はあまりないと思います。大人が改めて学べる機会として、ハッカソンやこうしたイベントに参加してもらえればうれしいです。

小林:Engadgetというメディアの中でその読者の中からプロダクトが出てくるということをぜひ実現したいという鷹木さんの思いがあって、僕たちも電子工作部、そして次に進みたいという人たちをサポートするという試みをやってきたわけですが、ハードウェアを作って世の中に出すといってもいろいろなレベルやいろいろなモチベーションがあると思うので、そういう人たちの集まりになっていくといいなと思います。今日みなさんはその途中段階の一歩手前のところをご覧になっているので、世の中に登場したときに「あれ、これ見たぜ」という感じで広げてもらえたらと思います。このあとも電子工作部、いろいろ企画を練っているところなので、まだ参加したことがない方は、ぜひ次回参加していただけたらなと思います。

ちなみにどうやって参加できるのでしょうか。基本的にはEngadgetが主催している電子工作部やハッカソンに参加した人もしくは参加申し込みした人などにメールで招待しているとのこと。参加したことや申し込みしたことない人でもFacebookなどで編集長にお願いしてみると入れることもあるみたい。次回開催は9月の予定です。

大内孝子(おおうち・たかこ):フリーライター/エディター。主に技術系の書籍を中心に企画・編集に携わる。2013年よりフリーランスで活動をはじめる。IT関連の技術・トピックから、デバイス、ツールキット、デジタルファブまで幅広く執筆活動を行う。makezine.jpにてハードウェアスタートアップ関連のインタビューを、livedoorニュースにてニュースコラムを好評連載中。著書に『ハッカソンの作り方』(BNN新社)がある。