運動不足の解消やダイエットに手軽に始められるのが、ウォーキングやジョギングです。どちらも酸素をたくさん取り込むことができる有酸素運動ですが、健康効果にはどんな違いがあるのでしょうか。

それぞれの消費カロリーはどの位?

ウォーキングとジョギングは、どちらも器具を使わずに始めることができますが、どっちがいいのか迷う方も多いでしょう。ダイエットのために運動を始めるという場合、いちばん気になるのは消費カロリーです。ウォーキングの場合、速足で歩いても1時間に消費するカロリーは300kcal程度。それに対してジョギングでは600kcal程度のカロリーを消費することができます。つまり、同じ時間をかけて運動をするなら、ジョギングの方が2倍位、痩せる効果が高いのです。

それならウォーキングよりジョギングをしたほうがいいの?

そんなことはありません。ゆったりと歩くウォーキングは、ジョギングにはない健康効果があります。それは副交感神経の働きを優位にして、自律神経を整えること。リラックスして歩くことで、血圧を下げ、免疫力をアップする効果もあるので、病気にかかりにくい体を作ることができるのです。体にかかる負荷は軽いので、体力のない人でも簡単に始められるウォーキングですが、心肺機能や筋力を鍛えるには不向きです。体力がなく運動に慣れていない方なら、まずは簡単に始められるウォーキングから始めるといいでしょう。早く歩くほど、消費するカロリーは大きくなるので、慣れてきたら歩くスピードを調整してもいいでしょう。

ジョギングにはどんな健康効果があるの?

消費カロリーが高いジョギングは汗をかくので、汗と一緒に体内の老廃物が排出されるデットクス効果が期待できます。脂肪が燃焼しやすく、筋肉を鍛える効果が高いのもジョギングです。ただし、慣れないうちから長時間走ってしまうと、筋肉痛を起こしたり、ペースを上げて走ると血圧が上昇するというデメリットもあります。忙しくて運動に十分な時間が取れないという場合は、ジョギングの方が効率的ですが、熱中するあまりペースを上げてしまうと、負荷が大きくかえって体を壊してしまうことにもなりかねません。

ウォーキングとジョギングには、それぞれメリット・デメリットがあります。運動する目的を考えて、どちらにするか決めましょう。まずはウォーキングから始めて、だんだん物足りなくなってきたらジョギングに切り替えるというのもひとつの方法です。


writer:岩田かほり