『スーパーマリオメーカー』にRaymanのミシェル・アンセル参戦。「宮本茂のライバル」が独自面

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9月10日発売のWiiU『スーパーマリオメーカー』に、マリオのライバルといえる『レイマン』シリーズの生みの親、ミシェル・アンセル氏が作成したコースを収録することを発表しました。ミシェル氏がコースを作成する様子は、任天堂フランスの公式YouTubeにて公開しています。

『スーパーマリオメーカー』は、初代『スーパーマリオブラザーズ』のような2Dマリオのコースを作成し、実際に遊べるエディットツール&アクションゲーム。さる7月28〜29日にもFacebook本社で同社のスタッフ達がコースを作成するハッカソンが開催され、『ゲームセンターCX』の有野課長がコース作りに"挑戦"する動画も公開されていましたが、ついにゲーム開発を本職とするプロの参戦です。 ミシェル・アンセル氏は、フランスに本社のあるUbisoftの2D アクションゲーム『レイマン』シリーズを手がけてきたクリエイター。日本では知る人ぞ知る良作の『レイマン』ですが、海外ではマリオにも並ぶブランドです。2006年にマリオの父・宮本茂氏がフランスでレジオン・ドヌール勲章を贈られて話題となりましたが、その時に同じく授賞した一人がミシェル氏。マリオとレイマンは勲章仲間であり、良きライバルなのです。このミシェル氏、ご本人が3Dから2Dアクションへと復帰した『レイマン オリジン』についてのインタビューで「マリオは好きじゃない」発言をした過去があります。
As far as I'm concerned, not at all! I will tell you something terrible -- I don't really enjoy playingMario games. I don't like gliding, I don't like its inertia, and I don't like not being able to give some slaps!(『レイマン』のゲームはマリオに多大なインスピレーションを得ていると思います、と言われて)とんでもない! 僕はマリオのゲームを楽しいとは思ってません。(マントで)滑空するのも、慣性が働くことも好きじゃない。それに(レイマン得意のアクションである)平手打ちできないなんて!(The Evolutionary Process Of BuildingRayman Origins)
そうした発言の前には「僕が彼と比べられるなんて恐れ多い(When I'm compared to him, I find it very exaggerated. )という謙遜もありますし、プレイ体験についてのボヤキも、マリオをやり込んでいなければ出てこない言葉でしょう。インタビュアーが何度も「the French Miyamoto(フランスの宮本茂)」と煽ってくるので、ロックンローラー的に尖った回答をしたのかもしれません。そんなツンデレのアンセル氏は、今年6月にフランスでのJAPAN EXPO 2015にてVTRで出演し、作成したコースも披露しました。その際に宮本茂と手塚卓志氏、マリオの生みの親と育ての親が交互に挑戦した「パックマリオ』(『パックマン』をモチーフにしたコース)も、製品版に収録されると思われます。ミシェル氏によるコース作りは、他社のゲームクリエイターが参戦する呼び水となり、「ハリネズミのように走り回るマリオ」や「エアーマンが倒せなさそうなマリオ」が登場する期待が持てます。一方で、ユーザー参加型の流れをマリオという世界的IPに取り込んだことで、プロとアマチュアの区別なく腕を競い合い、その中からアクションゲームの新たな可能性が生まれるかもしれません。なお、本作において他のゲームキャラがドット絵でマリオとして活躍する「キャラマリオ」と、縁が深いゲームキャラクターのフィギュア「amiibo」。E32015では『どうぶつの森』シリーズからしずえさんやたぬきちなど8体が発表され、今年発売されるWiiU用『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』には2体のamiiboが同梱される予定。毎回、品薄が嘆かれるamiiboですが、村のどうぶつVSクッパを頂点としたカメ一族のケモノ最強決戦を楽しみたいところです。