6日、画家の横尾忠則氏が自身のTwitterで、東京オリンピックのエンブレム盗作疑惑について、審査員側の責任を指摘した。

先月24日に公開されたエンブレムだが、デザイナーのオリビエ・ドビ氏が自身の手がけたベルギー・リエージュ劇場のロゴに酷似していると指摘し、盗作の疑いが浮上している。

デザイナーの佐野研二郎氏は、記者会見で「ベルギーのデザインを知らなかった」と断言する一方、ドビ氏は国際オリンピック連盟(IOC)に、エンブレムの使用差し止めの訴えを起こす構えをみせているという。また、日本国内でも、佐野氏のデザインを厳しく批判する声が沸き起こっている。

ところが、横尾氏はそうした議論から一線を画した持論を展開する。横尾氏は、審査段階でリエージュ劇場の存在に気付いていたなら、佐野氏のデザインはきっと「選外になったはずだ」と主張してみせた。

その上で横尾氏は、「調査の網の目からこぼれたための入賞だと考えると応募者に責任はない」「むしろ選んだ審査員側にある。審査員の説明が必要ではないだろうか」などと、審査員の責任を指摘したのだ。




なお、1964年に開催した東京オリンピックで、横尾氏は若きデザイナーとして参画している。それだけに、今回の騒動を苦々しく感じる部分もあったのかも知れない。

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