ヨガというと、ヨガマットのうえで難しいポーズをしながら呼吸をして……。そんな難しいイメージもあるのでは?
ヨガにはいろいろな種類があって、「笑いヨガ」や「顔ヨガ」「耳ヨガ」など、じつにバラティ豊かなのですね。
今回は、電車の中や、デスクワークの合間など、少しの空き時間を利用して、座ったままで簡単にできる「指ヨガ」をご紹介します。
基本的なやり方は、片方の指をもう一方の手でクルクルと回したり、さすったりするだけ。
この動きだけで体の改善が期待できるのです。

指を回したりそらしたりするだけでヨガと同じ効果が。心とカラダのバランスを取り戻そう


手や足には全身の情報が詰まっている

もともと東洋の身体観には、手や足といった「部分」を見れば「体全体」のことが分かるという「部分即全体」という考え方があります。よくマッサージなどに行くと、足裏の図に体の相応する臓器などが書かれたものがありますよね。あれが部分即全体を表したものです。
手も同じで、手全体は体と相応しており、全身の情報が詰まっていると言われます。
それゆえ「手は人体の縮小版」とも言われているのですね。
「指ヨガ」とは、ヨガ歴40年の龍村修氏が、この部分即全体の考え方を元に、手軽にできるヨガとして体系化したものです。
指や手のひら・甲に働きかけることで、相応する体の部分が改善されて、ヨガと同じような効果が期待できるというわけです。


肩や首のコリには、中指を起点に指回し

左手の手のひらを広げてみてください。そのカタチが体に一致すると考えられています。
中指の第1関節から上が「頭」。中指の第1〜2関節が「首」 中指の第2関節が「肩」に相応します。
●人差し指は「右手」
●親指は「右足」
●薬指は「左手」
●小指は「左足」です
さらに、手のひらの真ん中が「へそ」のツボで、「へそ」から小指に向かって少し上にあがったところが「胃」に相応します。
次に手の甲を見てください。
中指の付け根から手の甲の真ん中に向かって「背骨」。その下に「骨盤」があります。
右手は、左手とは左右反転したカタチになります。
たとえば肩が凝っているなと感じたら、左右どちらでもいいので、片方の中指の付け根部分をもう片方の手で、気持ちいい強さでマッサージします。凝っていれば痛いはずです。
人差し指と薬指の指先を一本ずつ交互に持ち、息を吐きながら指の付け根を、クルクルと円を描くように回していきます。
手のひらを上にして指を反らせてあげると、さらに効果的です。
また、回すだけでなく、さすってあげるのも◎。手の甲を上にして中指や親指、小指をさすると、冷え性対策やむくみの解消、緊張をほぐす効果があります。
いずれにしても、ゆっくり息を吐きながら行い、吸いながら体を緩めるのがポイントです。ヨガと同じように心が落ち着くのを感じると思います。
合間時間を使って簡単にできる指ヨガ。ちょっと凝っているなと思ったら、指をクルクル回して、心も体も健康に。夏バテを解消していきましょう!
◎参考/『龍村式 いつでもどこでも簡単に不調を解消「魔法の指ヨガ」』龍村修/著(法研)