体によいといわれる健康食品・サプリメント・食品を医薬品と一緒に摂る場合、組み合わせに注意しないと予期しない副作用が起こることがあります。もっとも知られているのが、グレープフルーツの成分と高血圧治療薬の組み合わせ。血圧を下げようとして飲んだ薬の効果がないばかりか、逆に血圧を上げることになります。このようなアブナイ関係を持つ組み合わせをご紹介しましょう。

グレープフルーツと高血圧治療薬のアブナイ関係とは?

高血圧の治療薬であるカルシウム拮抗薬をグレープフルーツと一緒に摂ると、血液中の濃度が急上昇します。これは、グレープフルーツに含まれるフラボノイドの影響だといわれています。肺高血圧症や慢性動脈閉そく症・脳梗塞などに用いる薬との併用も避けましょう。夏ミカン、文旦、ポンカン、いよかん、八朔、きんかん、スゥイーティー、ダイダイもこれらの薬と一緒に摂ると危険です。一方、同じかんきつ類でもレモン、温州ミカン、カボス、マンダリンオレンジ、バレンシアオレンジは食べても問題ないとされています。

セント・ジョーンズ・ワートの服用時も気をつけて

セント・ジョーンズ・ワートはセイヨウオトギリソウとも呼ばれるハーブです。うつ病予防などでも知られますが、内臓移植の際に拒絶反応を抑制するシクロスポリンと一緒に飲むと拒絶反応を起こします。また、抗不安薬のアルブラゾラム、ぜんそくの薬テオフィリン、強心薬ジゴキシンとともに服用すると効果が半減。片頭痛やうつ病の薬と併用するとセロトニンの分泌が高まり、副作用が起こることがあるので注意が必要です。

血栓を防ぐワルファリンと相性の悪い成分

ワルファリンは以下の栄養素や食品と一緒にとると体によくない影響が表れます。

ビタミンA:ワルファリンの作用が強くなりすぎるビタミンK:ワルファリンの作用が半減するニンニク・朝鮮ニンジン:抗血小板作用が強まるショウガ:出血の時間が長くなるイチョウ:血小板凝集抑制作用が強まる

医薬品を服用しているときには、副作用が出たり、効き目が下がったりしないように、薬剤師さんやお医者さんに相談してからサプリメントや食品を選んでくださいね。


writer:松尾真佐代