日本を敗戦から救う貴重な同点弾を決めた武藤。大会通算2ゴールで得点王に輝いたが、「チャンスは他にもあった」と満足はしていない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 8月9日、武漢スポーツセンタースタジアムで行なわれた東アジアカップの中国戦は、日本が追いつく展開で1-1の引き分けに終わった。
 
 中国戦を終えた2選手のコメントをお届けする。

【マッチレポート】日本 1-1 中国

武藤雄樹(浦和/FW)
 
――試合を振り返って、反省点や課題を挙げるとすれば?
 
「振り返れば色んなことが出てくるので。例えば、前半のチャンスでもっと早く打ち切れていたらというシーンがありましたし、後半もファーの空いているところを狙っていたら決められたはず。その時その時の冷静さだったり、シュートの精度を高めなければいけないので、またクラブに帰ってやっていきたい」
 
――改めて、ハリルホジッチ監督の印象は?
 
「監督はミーティングの時からずっと、『世界で戦うために』という話をしているので、もっとフィジカルを上げなきゃいけないと思うし、ロシアに向けて意識を高めていくというか、僕たちもそこを目指して戦っていかなければいけないという部分で、『特に国内組はもっともっとレベルを上げないとやっていけないぞ』という話はしてもらっています。それをしっかり心に刻みながら練習していくつもりです」
 
――大会得点王については?
 
「得点王と言っても2点しか取っていないですし、今日の試合でもゴールチャンスは他にもあったので、もっと取りたかったですね」
 
――90分間プレーできる自信はありましたか?
 
「そうですね。まだ走れるなと思っていましたし、まだチャンスはあると考えていました。まだピッチに立っていたかったですし、ゴールも狙っていましたけど、監督から見たら落ちて来たという判断だったと思うので、交代させられたのは仕方がない。もっともっと90分を通して、質の高いプレーを見せていきたいです」
 
――初戦の後に、周りからはゲームコントロールについていろいろと言われたと思いますが、今日の試合についてはどんな印象ですか?
 
「相手にもよるんですけど、中国もあまり前から来なかったですし、今日はチームとして内容が一番良かったと思います。みんなでダイレクトのパスをつなぐことだったり、後ろでつなぐことも、前に行くことも今日が一番できていた。それは監督も言っていましたし、こういうサッカーを目指していこうという話はしていたので、準備期間が短いなかで、すべての面で良くなっていったなという感覚はあります」
 
――代表でのトップ下は、浦和でのシャドーとは異なるポジションですが?
 
「たしかに違うと言えば違いますが、いる場所はそんなに変わらないですし、自分の良さは、ディフェンスラインと中盤の間でボールを受け続けたり、相手の嫌なところに飛び込んでいくこと。それはあまり変わらないですし、トップ下でも僕はやれると思っています。ゴールシーンはいつもやっているプレーが出せました。ただレベルはもっと上げていかなければいけません」
 
――2ボランチとの中盤の関係性で意識したことは? 
 
「(相手の)ボランチの脇でボールを受けてほしいと言われていて、そこに早いテンポでパスを入れてくれていた。そこからの前3人との連動性もあるなか、北朝鮮戦に比べたら、今日はだいぶ良かったのではないかと思います」
 
――後ろに山口選手と遠藤選手がいることの安心感は? 
 
「いやもう蛍の運動量はホントに凄いですし、(相手やピンチを)潰してくれる。航も対人の部分が強くて、その中で彼らはボールをつけることもできる。後ろにふたりがいてくれたのは心強いなと、今日の試合でも感じていました」
 
――山口選手からのパスは決めたかったのでは?
 
「次、頑張ります」
 
山口 蛍(C大阪/MF)
 
――失点の場面では、ぽっかりスペースが空いてしまったが?
 
「(エリア内で)相手にプレスをかけにいった時、後ろに2枚くらいフリーでいたから行かなくても良かったと思いますけど、でもペナの中でフリーでキープされていたから、誰かひとりいたほうがいいかな、と」
 
――そこからは上手くリカバーできましたか? 
 
「後ろも含め、声を掛け合いながらできていたので、上手く修正できたと思います」
 
――最近は続けて代表で試合に出ることが少なかったが、今大会は3試合に出て、本来の山口選手のプレーが戻ってきた印象です。
 
「ローテーションをしていくなかで、どこかで出ない試合もあるのかなというふうに考えていました。そのなかで3試合とも出してもらえて、それはすごくありがたいことだし、だからこそ結果を出したかった。
 
 監督は『批判は全部監督に』みたいなことを言っていたと思いますが、ピッチで結果を出せていないのは自分たちだから、そこは自分たちももっと考える必要があるかなと思います」