6月のシンガポール戦以降、4戦勝利から遠ざかっているハリルホジッチ監督。9月のW杯アジア2次予選へ不安を残す。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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「恐らく今日の試合は私たちの一番良い試合だったと思います。それは内容について、そして戦う意識についてです。ただ、このようにできるのは前もって知っていました。
 
 フィジカル的に素晴らしく疲労回復できましたし、初めて11対11のトレーニングもできました。得点を取るチャンスがあったので、勝てなかったのは残念です。引き分けでしたが、選手たちのことは評価しています。この大会も2、3日余分に準備期間があれば、また違った結果になっていたと思います」

【マッチレポート】日本 1-1 中国
 

――この大会で得られたものは?
 
「3試合を通して国内組の選手についてよく分かりました。真のA代表に入れる選手が何人か見つかったと思います。ただ、何人かはまだ努力が必要かなと。初めて見る選手、初めて挨拶を交わした選手もいました。また、国内にいる選手に関しても2、3人興味がある選手はいます。今後も追っていきたいです。
 
 今回呼んだ選手に関しては各自にメッセージを送っています。各クラブでこうトレーニングしてくださいと伝えています。そしてここに来たほとんどの選手が素晴らしいスピリットを見せてくれました。今日は本当に素晴らしいアクションを見せてくれました。私たちが理想とするゴールもありました。ハイレベルのアクションでした。
 
 そのため、選手たちにはおめでとう、これを続けてほしいと言いました。結果には満足していませんが、そんなにがっかりもしていません。皆さんが見られたようにパワーも戻ってきました。選手たちは勝つための努力をすべて出してくれました。ただ、最後のパスなどで欠けている部分もあり、CKのあとにナイーブな失点もしました。これからトレーニングすべきこともあります」
 
――全体としては残念な結果に終わったが、カレンダーの問題など(日本協会に)要望したいことはあるか? また改善点などはあるか?
 
「大会に向けて、どの国の監督も準備をしたいのは当たり前だと思います。私はもちろんその話をしましたし、言い訳をしていると記事には書かれていますが、それに対しては少し怒りたいと思います。
 
 私はフットボールを知っていますので、チーム全体としてトレーニングをする時間が欲しかった面はありました。この3試合では皆さんが見たようにパワーが徐々に上がってきました。それとオーガナイズもですね。ディフェンス面に関しても、オフェンス面に関しても良いフットボールをしました。かなり良いアクションもありました。
 
 ゴール前の存在感が足りないところもありましたが、ベーシックなトレーニングはしてきました。選手たちにはメッセージを伝えています。私は批判も言い訳もしていません。
 
 日本の皆さんへのメッセージとしては、フットボールを皆さんでより理解しましょうということです。そしてトレーニングの時間を少しくださいと、来シーズンのカレンダーでそれが反映されるのを願っています。少し、代表監督のアイデアを入れていただきたいと言っているだけです。もちろん、満足いかない人も中にはいるでしょうが。
 
 でも私は、このように話し続けたいと思います。ただ選手のことを話しますと、3試合続けていくなかで、パワーを発揮してくれました。例えば何日か余分に時間があれば、違う結果になっていましたし、他の3チームにあった条件を私たちにもいただければと思います。
 
 ただこのトーナメントでいろいろなことも発見できました。2、3人の本当に良い選手が見つかったと思います。彼らが(私に)満足を与えてくれました。これも目的でしたし、第一の目標は勝利でしたが、我々が持っているのは将来のあるチームで、Bチームとは言いませんが、誰が(今後の代表チームに)定着できるかが目的だったので、そういう部分では達成できました」