体が軽くなったと元気な武藤「上り階段から落ちたくない」

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 2日の北朝鮮戦(1-2)で開始3分に代表デビュー戦ゴールを決めながらも、後半は足が止まってしまい、ハリルホジッチ監督にガス欠を指摘されたFW武藤雄樹(浦和)。

 だが、5日の韓国戦(1-1)で出番がなかったことで、体力はすっかり回復した。「1試合出なかったことで、僕は中6日になった。普段と変わらないサイクルになっているので、今日の練習中もやっぱり体が全然軽いと感じた」と、ハツラツとした声で話した。

 この日は中国入りしてから初めての戦術練習があった。浦和のコンビネーションサッカーで花開いた形の武藤だけに、本来ならばもっと戦術練習に時間を割きたかったところだろうが、与えられた条件の中で力を示していかねばならないのが代表だとの覚悟はある。

「前の選手には特長のある選手、個の能力の高い選手が多い。代表というのは合わせるものだと思う。試合でそれを表現していきたい」

 中国との最終戦は、過去2試合の反省を生かした試合にしたいとの思いもある。

「北朝鮮戦は縦に速いサッカーで、チャンスもつくれていたけど、全部が全部そうなってしまった。韓国戦はゆっくりの部分があったが、引いてしまって押し込まれる部分があった」と反省点を挙げ、「次はうまくゲームコントロールをしながらやりたい。韓国戦で出せた守備の粘り強さは変えずに、次は攻撃で良いところを出せれば勝利をつかみとれると思う」と、戦いのイメージを口にした。

 仙台から浦和に移籍し、わずか半年余り。想像もしなかったスピードで戦いのステージを上げた。「去年のことを考えれば、一気に階段を上がっている。これからも階段を上がっていきたいし、落ちないように謙虚に見つめながらやりたい。定着したいという欲が出てきている」と、目にも力が宿っている。シンデレラボーイは中国戦を次へのステップにつなげるため、全力で走り抜く。

(取材・文 矢内由美子)


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