「1日1個のリンゴで医者いらず」と言われるように、リンゴは栄養分がいっぱいの健康フルーツ。リンゴのほのかな酸味のもとになっているのがクエン酸やリンゴ酸ですが、これらの成分の働きでなかなか抜けない疲労を回復する効果もあるのです。ぜひリンゴをキッチンに常備してはいかがでしょうか。

クエン酸回路を促進するリンゴの働き

食べ物から摂った栄養素は、最終的にクエン酸などの酸に分解され、その過程でエネルギーが産出されます。これがクエン酸回路ですが、リンゴに含まれるクエン酸が触媒となることで、クエン酸回路は正常に動きます。激しい運動をしたり長時間働いたりすると、エネルギーを使ったカスが疲労物質の乳酸として溜まっていきますが、クエン酸回路が正常に働いていると乳酸の分解も早く、疲労から回復することができます。リンゴにはクエン酸が含まれているので、疲労回復に効果が期待できるのです。さらにリンゴに含まれるリンゴポリフェノールにも疲労回復効果が期待できることが分かっています。

クエン酸は不足しやすい! 毎日のリンゴを習慣に

クエン酸は疲労から回復するために有効な成分ですが、毎日の食事では不足しがち。日頃から意識して摂取する必要があります。リンゴなら美肌効果も期待できるビタミンCや腸の働きを活発にするペクチン、体内の不要な塩分を排出するカリウムなども豊富で健康効果もバッチリ。1日1個のリンゴを習慣にしてはいかがでしょうか。クエン酸を効率的に働かせるには、一度に大量のリンゴを食べるより、少しずつこまめに食べるのがおススメ。ビタミンB群と一緒に摂ると、クエン酸の相乗効果が高まります。

リンゴから作ったリンゴ酢でもOK

毎日リンゴを食べるのが大変という時は、リンゴから作ったリンゴ酢を利用してもOKです。酢にもクエン酸が含まれるので疲労回復効果もバッチリ。リンゴ酢を水で薄め、お好みでハチミツを加えたバーモントドリンクなら、簡単に作れて続けやすいでしょう。お酒を飲み過ぎた翌日の二日酔いにも効果がありますよ。


writer:岩田かほり