アメリカ大統領選の前年は株価が上がるというジンクスも。‘15年はまさにその年だ
日経平均株価2万円超えを果たした日本株に便乗するのもいいけれど、実はアメリカの株も史上最高値の更新を重ねる未曾有の快進撃を続けているのをご存じだろうか。アメリカ株投資の魅力と、絶好調のマーケットに便乗するためのノウハウを徹底取材した!

◆アメリカ株はこんなに儲かる

’01年に100万円の軍資金でアメリカ株投資をスタートしたおっさん氏。資金を追加しながらコツコツと長期投資を続けた結果、資産はこの15年間で約3600万円に達した。このうち運用利益は2880万円だ。

 当然ながら、この間にはリーマン・ショックや欧州債務危機などの株価の急落を伴う金融危機があり、大きな損失を出した時期もある。しかしトータルで見れば、この15年間の平均リターンは年17.25%! そして14年の利益は32.5%と、直近のパフォーマンスも絶好調だ。

「基本は長期保有で、買ったら忘れるぐらいの気持ちで投資しています」

 ちなみに、同じくアメリカ株への長期投資で世界有数の大富豪となった投資家ウォーレン・バフェットの運用成績は、37年間で平均22.60%とこれまた驚異的な数字だ。

 短期的な変動はあっても長期的には右肩上がりを続けるアメリカ株なら、ほったらかしでもかなりのパフォーマンスが期待できるといえるだろう。

◆今年中が濃厚の利上げは絶好の押し目チャンス!?

 とはいえ、せっかく投資するならなるべくいい時期に仕込みたいもの。目下のところ心配されるのは、今年中の実施が噂されるアメリカの利上げだ。一般的に、利上げは企業の資金調達コストの上昇につながるため、株価の下落要因とされており、おっさん氏も警戒しているという。

「利上げを機に一時的に株価が下落することは十分あり得るので、一度に投資するのではなく何度かに分けて投資していくのが無難です」

 これに対し世界銀行やJPモルガンのエコノミストを歴任した経済評論家の中丸友一郎氏は、「利上げはむしろ絶好の投資チャンス」になるとアドバイスする。

「株価の下落は避けられないでしょうが、ここで尻込みするか、積極的に買い出動するかでその後の利益は大きく変わってくるでしょう」

 ちなみに、限られた資産のなかで、どのぐらいをアメリカ株につぎ込んでいいのだろうか。おっさん氏は資産の8割をアメリカ株に集中させている一方、金融経済アナリストの春山昇華氏は日本株や中国株にも楽観的で、ほぼ3分の1ずつの構成となっているので図を参考にしてほしい。

⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=52136

 ちなみにアメリカ株は、主要ネット証券で外国株口座を開設することで、直接投資することが可能だ。取り扱い銘柄などの違いは上表を参照してほしいが、その多くはNISA(少額投資非課税制度)の対象で、確定申告が不要な特定口座に対応するところもある。

 日本株と異なり1株から小額で投資できるが、売買手数料はやや割高なのであまり小分けにすると手数料負けしてしまう。また、日本円から米ドルに両替する際の為替手数料も必要なので、それぞれ注意したい。

◆アメリカ株が買えるネット証券

アメリカの株は日本の主要ネット証券で簡単に投資が可能! 各社のラインナップや手数料を比較してみよう

【楽天証券】
米国株の取り扱い銘柄数:約1296銘柄(NYSE、NYSE Arca、NASDAQ)
最低購入単位:1株単位
売買手数料:25ドル(1000株まで)。以降1株ごとに2セント
口座管理料:無料

【SBI証券】
米国株の取り扱い銘柄数:約1241銘柄(NYSE、NYSE Arca、NASDAQ
最低購入単位:1株単位
売買手数料:25ドル(1000株まで)。以降1株ごとに2セント
口座管理料:無料

【マネックス証券】
米国株の取り扱い銘柄数:約3443銘柄(NYSE、NYSE Arca、NASDAQ)
最低購入単位:1株単位
売買手数料:約定代金の0.45%(最低手数料5ドル、手数料上限20ドル)
口座管理料:無料

【春山昇華氏】
金融経済アナリスト。ロンドンでの投資業務や国内・外資系の投資信託顧問会社などを経て、現在は金融機関で運用関連業務に携わる

【中丸友一郎氏】
マクロ・インベストメント・リサーチ代表。世界銀行やJPモルガンを経て現職。最新のデータを駆使した経済分析に定評がある

【おっさん氏】
個人投資家、ブロガー。アメリカ株の長期投資で1億円を目標に運用中。ブログ「打倒!金持ち父さん」

※手数料はいずれも税抜き
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