協会幹部も呼び寄せ…ハリル監督が炎天下のピッチで約25分の熱弁

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 東アジア杯に出場している日本代表は7日、中国・武漢市内で練習を行い、9日の中国戦に向けて調整した。

 強烈な日差しが照り付ける灼熱のピッチ上で約25分間、バヒド・ハリルホジッチ監督が熱弁を振るった。グラウンドの中央に選手、スタッフ全員を集め、身振り手振りをまじえて指導。前日の練習時には加わらなかった日本サッカー協会の田嶋幸三副会長、原博実専務理事も大きく手を振って呼び寄せ、炎天下の青空ミーティングが続いた。

 もはや恒例とも言える練習前の円陣だが、連日、猛暑が続く武漢でもハリル流の指導法は変わらない。午前9時50分過ぎ、ようやく円陣が解けて練習がスタートしたが、午前10時45分には終了し、選手たちはクールダウンのストレッチを始めた。実質、練習時間は1時間弱。しかもボール回しなどの軽めのメニューで、戦術的な要素は一切なかった。

 酷暑の中の連戦を考慮し、練習メニューは選手の疲労回復、コンディション調整がメインとなっているようだが、それにしても練習前の円陣はいつにも増して長かった。その中身は「最後の中国戦は勝ちに行こう。(日本に)帰ってからの練習が大事になるから、そこをしっかりやっていこう」といった内容。MF山口蛍は「いつも言っているようなことと変わりない」と話しており、特に目新しいことはなかったようだ。

 それでも「繰り返し言われることで植え付けられる意識や考えもある」(山口)と、選手たちは真剣な表情で耳を傾けた。指揮官の熱弁は25分近く続いたが、MF武藤雄樹は「そんなにしてました? 集中していたので、5分ぐらいに感じました」と冗談めかして話し、報道陣の笑いを誘っていた。

 この日の練習では選手がビブスで2グループに分かれるメニューもあった。戦術的な内容ではなかったため、その真意は不明だが、GKを含めた11人が白いビブスを着用しており、中国戦を見据えたグループ分けだった可能性もある。このとき白いビブスを付けたのはGK東口順昭、DF遠藤航、DF森重真人、DF槙野智章、DF太田宏介、MF山口蛍、MF武藤雄樹、FW倉田秋、FW永井謙佑、FW興梠慎三、FW川又堅碁の11人だった。

(取材・文 西山紘平)


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