「脳の疲れが取れる」、「体の疲労が回復」などの効果で注目を集めているのが“大豆ペプチド”です。トップアスリートからも人気が高い“大豆ペプチド”って、どんな成分?大豆イソフラボンとの違いは?そんな疑問にお答えします。

“ペプチド”って一体何なの?

筋肉や血液を作るうえで欠かせないたんぱく質は、20種類ものアミノ酸でできています。食べ物から摂ったたんぱく質は最終的にアミノ酸に分解されますが、その過程でできるものがペプチドです。ペプチドは、アミノ酸がいくつかつながってできたもので、たんぱく質よりもコンパクトでそのままの状態で腸から吸収することができるのです。1つ1つのアミノ酸に分解された状態よりも、多彩なアミノ酸を急速に吸収できるのがペプチドです。特に大豆はアミノ酸の栄養価が高く、体内で合成することができない必須アミノ酸もバランスよく含まれているということで、大豆ペプチドが注目されているのです。

“イソフラボン”との違いは?

大豆ペプチドはアミノ酸ですが、大豆イソフラボンは主に胚芽の部分に多く含まれるフラボノイドの一種です。ホルモンの分泌にも大きく係わり、特に女性に人気の大豆イソフラボンですが、ペプチドとはまったく違う成分。大豆はいろいろな栄養素が含まれる健康食品で、それらの栄養素が影響し合うことで、高い健康効果があるといってもいいでしょう。

気になる“大豆ペプチド”の効果は?

運動や作業などで体を動かすと、筋肉がダメージを受け、修復が必要になります。その時にたんぱく質が素早く吸収されないと、修復が遅れ疲労が残ってしまいます。吸収が遅いたんぱく質やアミノ酸よりも、吸収が早い大豆ペプチドをタイミングよく摂取することで、より早く疲労回復が進みます。

“大豆ペプチド”は脳にも影響がある!

大豆ペプチドを摂取することで、脳を使うことによって発生する酸素化ヘモグロビンが抑制できるという実験結果が出ています。つまり大豆ペプチドを摂取すれば、脳の疲労も軽減できるということ。また、脳のアルファ波が高まるとも言われ、リラックス効果が得られるため、脳の疲労回復にも効果的です。

大豆ペプチドは、脳にも体にもいい成分ですが、大豆そのものや豆腐、豆乳には含まれていません。納豆、味噌、醤油には含まれているのですが、その量はほんのわずかです。大豆ペプチドを効率よく利用したい場合は、大豆ペプチドを含む飲料や機能性食品を利用するといいでしょう。


writer:岩田かほり