Intel第6世代Core iプロセッサSkylakeレビュー、Windows 10でベンチマーク編

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前編はハードウェア編として、SkylakeことIntel Core i5-6600Kと、Intel Z170 Expressを搭載したゲーミングマザーボード「MSI Z170A GAMING M5」を中心に紹介しました。後編のソフトウェア編では、Windows 10をインストールし、簡単なベンチマークテストを行います。ただし今回試用するプロセッサはエンジニアリングサンプルとなります。あらかじめご了承ください。

まずはマザーボードの設定など


まずはWindows 10(64bit版)をクリーンインストール。メモリを16GB搭載です。

その前に、念のため「MSI Z170A GAMING M5」のEFIをチェックしました。起動直後に[DEL]キーでセットアップ、[F11]キーでブートデバイスの選択となります。画面のモードは「EZ Mode」と「Advanced Mode」の2種類。前者は基本的に確認系、後者はオーバークロックも含め設定系となっています。

EFI / EZ Mode

EFI / Advanced Mode

取り急ぎリセットの意味でデフォルト値をロード、メモリやSSDなどのデバイスが接続できているのを確認しました。また以降、オーバークロックは行わず、定格設定の状態で作動させています。プロセッサの温度は常用状態で50+α度ほどです。

余談になりますが、電源を入れるとゲーミングマザーボードらしく、いろいろなところが赤く点灯します。デバッグ用のCode LED以外はハードウェアとしては特に意味はありませんが、綺麗なのでしばらく眺めていました。

電源を入れると、デバッグ用のCode LED(右下)だけでなく、いろいろな部分が赤く点灯します

64bit版Windows 10 Home自体は、トラブルもなく素直にインストールできます。但し、Killer E2400など、特殊なデバイスもありますので、起動直後にデバイスマネージャーを見ると不明なデバイスでいっぱいです。付属のドライバCDを使い、不足のドライバなどをインストールします。

MSI Driver & Software Setup

「MSI Driver & Software Setup」を起動し、該当項目にチェック、すべてインストールした後、一度リブートすれば作業終了。もちろん、Windows Updateも必要です。つい先日、「Cumulative(累積的な) Update for Windows 10」が出たばかりで、これを入れれば一安心でしょうか。

コントロールパネル/システムとセキュリティ/システム。64bit版Windows 10 Home、プロセッサ:Intel Core i5-6600K、実装メモリ:15.9GB(一部Intel HD Graphics 530と共用)

ドライバCD適応後のデバイスマネージャー

OCZ-ARC100、Intel HD Graphics 530、Killer e2400 Gigabit Ethernet Controller、ASMedia USB 3.1 eXtensible Host Controller、Intel USB 3.0 eXtensible Host Controlleなどがみえます。

Killer Network Manager(左)、Nahimic(右)

前編で触れましたが「MSI Z170A GAMING M5」の特徴である、「Killer E2400」を使った「GAMING LAN」と、拘りの「AUDIO BOOST 3」はなかなか強力です。

ネットワーク越しのファイルアクセスがまるでローカルドライブのようにサクサクできます。この手のデバイスは初めて使ったのですが、体感で分かるほど違います。

サウンドは、リアのライン出力に「SONY MDR-CD900ST」を接続し、音質を確認しました。このヘッドホンはインピーダンス63Ωと、一般的なパソコンのライン出力では、まずドライブできません。しかしバッファ用にオペアンプを搭載していることもあり、完璧とは言わないまでもそれなりに鳴りました。

エネルギーバランス的には三角形と言えばいいでしょうか。中・低域がしっかりして、且つ、引き締まった音がします。ゲームでは迫力が出そうです。

「MSI Z170A GAMING M5」の価格は26,800円と、一般的なATXのマザーボードとしては少し高価ですが、ゲームをしなくてもこの2点で十分もとが取れそうです。


ベンチマークテスト結果


ベンチマークテストは、非オーバークロック状態で、winsat formal、CrystalDiskMark、PCMARK 8 、3DMARKを実行しました。

winsat formal(左)、CrystalDiskMark(左)

winsat formalは、System 6.7、CPU 8.3、Memory 8.3、Graphics 6.7、Gaming n/a、Disk 8.2。Windows 10からGamingスコアは測定されなくなりました。Graphics以外は8.2以上と高スコアです。Graphicsに関しては、Intel HD Graphics 530で速くなったとは言え、スコアが7には届きません。Systemを8.2以上にしたい場合は、例えば、NVIDIA GTX 9系を取り付ければいいでしょうか。

DDR3-1600とDDR4-2133の違いは、少し前に掲載したBraswellなPentiumの値が10968.10123MB/s、今回は28412.31618MB/sと、3倍近くの差があります。

CrystalDiskMarkは、Seq Read 407.3 / Write 447.7、512K Read 350.4 / Write 451.3、4K Read 19.11 / Write 125.1、4K QD32 Read 315.0 / Write 328.7(MB/s)。「OCZ Arc 100」の480GBは、読込速度 最大490MB/s、書込速度 最大450MB/sなので、ほぼ仕様通りです。

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0 3803。3DMARK ICE STORM 88363、CLOUD GATE 8690、FIRE STRIKE 1116となりました。やはりグラフィックスがボトルネックとなり、プロセッサのパワーほどはスコアが伸びていません。3DMARKのデモを見る限り、ICE STORMは問題無し、CLOUD GATEはシーンによって30fps未満、FIRE STRIKEは紙芝居状態......ハードなゲームには不向きです。

以上、ハードウェア編とソフトウェア編、2回に分けてIntel Core i5-6600Kと、ゲーミングマザーボード「MSI Z170A GAMING M5」の組み合わせでSkylakeの試用記をお届けしました。

Skylake第1弾は末尾にKが付くオーバークロック対応からとなりましたが、インテルでは今後KのないSKUを順次発表する予定です。

対TDP比でのパフォーマンスアップ、(ヘビーなゲームには適しませんが)十分なパフォーマンスのIntel HD Graphics、USB 3.1など最新デバイス対応と言った特徴を持つSkylakeには期待したいところです。