Doctors Me(ドクターズミー)- “性病”の意外な事実! 完治したと思ってもまだウイルスが生きてるってホント?

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いつ、誰が感染するかわからない「性行為感染症(性病)」。感染を予防するためにも、そして万が一かかってしまったときのために知っておきたい性病の原因や治療方法、そして人には聞きづらい治療後のセックスのことまで、医師に聞いてみました。

■ 性行為感染症の原因と症状

「性病」というのは俗語で、医学用語では「性行為感染症」といいます。その主な原因は以下のようにさまざまです。

・性器ヘルペス(ヘルペスウイルスによる水疱や痛み、浸出液が性器から発生する)
・カンジダ(性器にカビの一つであるカンジダが増殖する)
・梅毒(細菌による感染の一つで、放置すると全身の血管や脳に大きな影響を与える)
・クラミジア(細菌の一種。性器から分泌物が出る、細菌増加中の性行為感染症)
・AIDS(後天性免疫不全症候群 acquired immunedeficiecy syndrome。HIVウイルスが原因)

いずれの症状も、性器のかゆみ、痛み、発赤、皮膚異常、性器からの分泌物、出血などを伴います。上記のどれに相当するかは、症状の観察と分泌物などの詳しい検査が必要です。

■ どうやって治療するの?

それぞれの原因微生物に応じて治療方針は変わりますが、ウイルスや細菌、カビに効く薬を適量飲んだり、患部に塗ったりする治療が主となります。泌尿器科や婦人科を受診する場合が多いですが、皮膚だけの症状の場合には皮膚科への受診も検討してみてください。

薬の量や病期の種類により、完治するまでどの程度の期間がかかるかは、まちまちです。基本的にはかゆみや痛み、分泌物の症状がどうなるかによって、完治かどうかを判断します。

■ 「症状がよくなる=完治」ではない!

たとえ治療をして症状がよくなっても、完治とはいえないことがあります。例えばクラミジア感染は症状が治まった後も菌の分泌が長く続くため、分泌物内の菌量をチェックする必要があります。数値が高いまま放っておくと別の人を感染させたり、さまざまな合併症を起こすことがあります。

【医師からのアドバイス】

症状があるときに性行為をすると自分自身を傷付けるだけでなく、相手にも感染させるので、絶対にしてはいけません。症状が治まってからもウイルスや菌を出し続けることがあるため、自己判断は禁物です。必ず医師の診察を受けて判断しましょう。