ツボ押し効果で心も身体もセルフメンテナンス。ツボを押すとなぜ気持ちいいの?

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毎日の生活の中で、「ハァ〜」とため息をついていませんか? 

なんだかダルい、なんとなく頭が重い、生理中のせいか腰が重く感じる…など、感じる不調は色々ありますが、そんなときにグッと押すと気持ちいいのが「ツボ」ですよね。

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ところで、なぜ「ツボ」を押すと、不調が改善できるのでしょうか。女性限定鍼灸サロン「CALISTA(カリスタ)」のCHIHIRO先生にうかがってみました。

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「『ツボ』押しは筋肉をもみほぐすわけではなく、神経の集中している箇所=『ツボ』を押すことで、その刺激が中枢神経を通って、脳の『視床下部』に届きます。そして、そこからの指令で『ツボ』に関係のある部位に働きかけ、こりや不調が解消されるのです。肩こり、腰痛、疲れ目といった身体の外側の痛みだけでなく、立ちくらみや吐き気、胃痛や二日酔いなど、身体の内側、つまり内臓の不調も改善することができますし、頬のたるみやくま、くすみなどにも効果があり、美容の手段としても有効なんですよ」

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なんと、「ツボ」押し効果は、脳からの指令のおかげだったということ。

しかも、身体のこりだけでなく、内臓の不調も改善し、美容にも効果があるとは!

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「身体には本来、不調があればそれを自分で治そうとする力が備わっています。『ツボ』を押せば自律神経が整い、心が安定して自然な治癒力が引き出されます。自分でできること、どこででもできること、つまりセルフメンテナンスできる点も『ツボ』のよさです。即効性があるのに副作用はほとんどありませんから、気軽に始められますよ」

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確かにいいことずくめの「ツボ」押しですが、ただ、やみくもに、痛みを感じるところ、押して気持ちのいいところを押していても、思った効果は得られないような…。

「ツボ」の場所を知るにはどうすればいいでしょう。

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「『ツボ』の歴史はとても古く、三千年以上前の中国で発祥したといわれています。長い歴史をかけて培われた『ツボ』の知識は、現在では世界保健機構(WHO)によって、中国、韓国、日本などが協力し合って国際標準の『ツボ』を定めていて、現在、全身には361の『ツボ』があるといわれています。全身の『ツボ』の位置と、『ツボ』と『ツボ』のつながりをわかりやすく解説した本などを参考にするといいですよ」

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最後に、CHIHIRO先生に、簡単に探せるツボを教えていただきました。

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「見つけやすいツボのひとつに、首のこりに効く『翳風(えいふう)』というツボがあります。耳の付け根の後ろ、口を開けるとくぼむところです。両手の中指を左右の『翳風』のツボあてて、気持ちよく感じる程度の圧でゆっくり押します。頭痛をやわらげる効果のほかに、くまやくすみ、顔や目のむくみなどの解消に役立ちます。小顔効果もある美容に効く『ツボ』なので、ぜひ『ツボ』押しにトライしてみてください。ぬるめのお風呂につかりながらゆっくり押すと、より効果的です」

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「ツボ」の場所は人それぞれ微妙に異なるそうなので、まずは、「ツボ」の周辺をゆっくり押してみて、コリッとしたシコリが感じられる場所やズーンと痛みが響く場所を探してみましょう。そこがまさに、あなたの「ツボ」なのだそう。

毎日の不調を少しでも解消できるよう、さっそく『ツボ』押しを始めてみませんか?

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<プロフィール>

女性限定鍼灸サロン CALISTA(カリスタ)院長

CHIHIRO

不調の原因を根本から改善して自然治癒力を高め、身体の内側からきれいになることで美容と健康を同時に実現する経路治療を行う鍼灸師。リフトアップに特化し、美容を追求した美容鍼施術の提供でも知られている。ツボのしくみと全身のツボをわかりやすく解説した『ココロとカラダがかがやく美人のツボ』(三才ブックス)を監修。

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文/茂木直美

※出典:『ココロとカラダがかがやく美人のツボ』(CHIHIRO監修/三才ブックス)より

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