槙野らDF陣が青空ミーティングでスタッフと意見交換

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 火鍋の中のような暑さもなんのその、韓国戦の先発メンバーはクールダウンのメニューを終えると、そのまま車座になって青空ミーティングを開始した。コーチングスタッフもまじえ、約20分間の話し合い。その間、ハリルホジッチ監督は韓国戦でベンチスタートだった選手たちが行うミニゲームで指示を飛ばしていた。

 与えられたトレーニングをこなすだけでは終われなかった。練習の冒頭には選手、スタッフ全員がピッチ中央で円陣を組み、ハリルホジッチ監督が約15分間にも及ぶロングトークを繰り広げ、「昨日は内容のある非常に良いゲームだった。1試合目(北朝鮮戦)の反省点がよく修正された良いゲームだった」とお褒めの言葉を口にしたが、選手たちの思いと指揮官の感触にはかなりの差があった。

「選手としては勝ちたかったゲーム。だれ一人満足していない。もっとやれる自信もあるし、もっとやらなければいけないこともたくさんあった」

 DF槙野智章(浦和)が言うように、選手たちは中3日で迎える中国戦までの時間を惜しむかのように膝を突き合わせた。ベンチとピッチの考えを一つに収斂させるべく、話し合いにはスタッフも加わり、「実際にやった選手の反応を知りたい」と、選手に意見を求めたという。

「良くなるためのポジティブな話し合いはできていると思う。次はだれが出ても質の良い守りができると思う」と槙野は手応えをつかんでいる。

 すでに連覇の可能性は消滅しているが、中国戦で引き分け以下に終われば、史上初の最下位で大会を終えることになってしまう。槙野は「試合に出ている選手と出ていない選手がいるが、チーム一丸となって良いモチベーションでやることが必要」と、あらためて結束を訴えた。

(取材・文 矢内由美子)


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