このマンガキャラは絶対マゾ! 女王様お墨つきの男性キャラ5選

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 マゾヒストとは虐められたり屈辱を与えられたりすることに快感を覚える性癖なのは皆様ご存知よね? マゾっぽいとかサドっぽいとかを話題にすることは最早現代では日常茶飯事。同じように、マンガを読んでいても「このキャラってマゾっぽいわねえ……?」とほくそ笑むことがしばしばあってしまうのよね。

 今回はSMクラブで働いていた元女王(筆者)の視点から「この子は絶対マゾね!」と思うマンガキャラクターをご紹介させていただくわ!

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■椿明(『謎の彼女X』植芝理一)

 平凡な高校生である椿明は、毎日、卜部美琴の唾液を舐めなければ日常生活を送ることのできない体なってしまうの。そうなったことに理由はあるものの……唾液よ? 唾液。多感な高校生が唾液プレイで繋がってるだなんて、いくら椿君が爽やかな人物だとしてもSMプレイを想起せざるを得ないわよね。キスもさせてもらえず毎日指先についた唾液をちゅぱっと舐めさせて「いただいている」彼は絶対にマゾだと言えるわ。

■美里薫(『もやしもん』石川雅之)

 どう見ても女王様にしか見えないボンデージ・ファッションに身を包んでる院生・長谷川遥の尻に敷かれまくって翻弄されて、でもそれがいい! と結局言っちゃう老け顔の大学生・美里薫もマゾ。間違いないわ。あれほど足蹴にされ振り回されても、結局、ほろ酔いの彼女の適度なツンデレドSっぷりに「メッチャええ……」とため息まじりに呟いてしまうのは、紛れもないマゾの性(さが)よ。

■新開隼人 (『弱虫ペダル』渡辺航)  

 腐女子のお嬢様たちに大人気の『弱虫ペダル』だけれど、甘いマスクのスプリンター・新開隼人は隠れマゾといったところかしら。京都伏見のエース・御堂筋翔に手酷く追い詰められた末にトラウマを克服しちゃうところが、できるマゾたる姿勢ね。あんなに追い詰められたら失速するのが普通じゃない? 御堂筋君も絶対想定してなかったほどのドMだったわね。

■近藤勲(『銀魂』空知英秋)
 
 どう見てもマゾだし本人もマゾだと公言してる真選組の近藤局長は誰もが納得のマゾヒスティックぶり。彼、一応偉い人なのよね。でも一番隊隊長の沖田総悟や主人公の坂田銀時はじめ登場人物の多くに完全におちょくられてるし、本人もそのポジションがしっくりくるみたいで違和感もなし。マゾであることが心地よさそうで何よりよね。
 
■日向マコト(『新世紀エヴァンゲリオン』貞本義行×GAINAX)

 葛城ミサトの忠犬もとい忠実で従順なメガネこと日向マコトは盲目型マゾね。大好きな女王様を一心に愛し慕うというSMクラブに来てくれると一番嬉しいタイプ。NERVっていわゆるスーパーエリートしか職員になれない設定だから彼も然りなんだけど、高知能マゾが多いのがこの世の理だからSM的にはステロタイプなマゾでもあるわね。

<潜在的に支配されたかったり、されてることが安心するのがマゾ>
 
 マゾキャラって理由を探す前に何となく雰囲気から滲み出ちゃってるのが特徴だけれど、この人なんでマゾっぽいのかしら……と疑問に思うことも度々あるわ。でもそんなときは気をつけてマンガを読み返してみると、きっちりマゾたる刻印を物語に刻んじゃってるのが彼らなのよね。
 愛すべきマゾキャラはなくてはならない存在よ。断言できるわ。だって彼らは人と人との関係の緩衝材なんだもの。そんな彼らをいつまでも生温かい目で見守ってあげてちょうだいね。 

【参考文献】
植芝理一『謎の彼女X』講談社
石川雅之『もやしもん』講談社
渡辺航『弱虫ペダル』秋田書店
空知英秋『銀魂』集英社
貞本義行×GAINAX『新世紀エヴァンゲリオン』角川書店

(文:貴崎ダリア/数万冊の漫画を読破した経験とSM経験を活かしライター、小説家、SMアドバイザーとして活動中。)