ともに23歳、“プラチナ世代”と呼ばれるガンバ大阪宇佐美貴史マインツ武藤嘉紀。フジテレビ「すぽると!」(3日)ではこれからの日本代表を支える中心となるであろう二人による対談を放送した。

互いに「意識はする」という両者だが、宇佐美は常に「ライバル」と報じられることについて「言われ過ぎて嫌になる時ない?」と切り出した。

さらに「“武藤選手が活躍されてますけどどうですか?”って言われて“すごくいいと思います”というコメントが(記者の)求めているコメントじゃないのか、記者の人達はこういう(無表情)感じになる。(だが)ちょっと刺激的なことを言うと“おおっ”て(なる)」と宇佐美が続けると、武藤も「バチバチさせようとしてくる」と殊更ライバル関係を押し出そうとする報道にやや呆れた様子で語った。

そんな二人は初対面の様子を訊かれると、武藤は「バイエルンの・・・」と言いかけ、宇佐美は「フットサル場じゃない?」と記憶が食い違う。すると「バイエルン行く前のお別れ会、覚えてない?」と尋ねた武藤は、2011年にバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まった宇佐美の送別会を挙げ「あの時、俺もいたの。たまたま友達に呼ばれて“宇佐美が来るから来い”って言われて速攻行きましたね。会いたくて」と明かしつつ「覚えてないらしいです」とチクリ。これには宇佐美も苦笑いを浮かべた。

その他にも、日本代表や2018年のロシアW杯について訊かれた両者。武藤は「格上の相手に対して勝っていかないといけない。監督がいつも言うのはロシアW杯で3試合しかない。そこに勝つためにやっているから。その3試合で全てを出し切れるように準備しないといけない」と前置きすると、3年後は「何がなんでも最終的にそこに立っていたい」と意気込み、宇佐美もまた「絶対W杯に出てたいですしピッチにも立ってたい。そこに向けて全て捧げるという意識でいる」と決意を述べた。