代表初ゴールの山口蛍、アシストの“元同僚”に感謝「やりやすかった」

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[8.5 東アジア杯 日本1-1韓国 武漢]

 迷いなく振り切った右足が代表初ゴールをもたらした。前半39分、セットプレーの流れからセカンドボールをつなぎ、左サイドのFW倉田秋が中央に入れたボールをMF山口蛍(C大阪)が右足ダイレクトで振り抜いた。

「とりあえず打ったら入ったという感じです。監督からも『ミドルシュートはどんどん狙っていけ』と言われていたし、来たら打とうとは思っていた。(倉田)秋くんがよく見てくれていた」。ゴール左隅に突き刺さる同点弾。国際Aマッチ出場19試合目で待望の初ゴールとなった。

 2日の北朝鮮戦(1-2)に続く2試合連続の先発。GK西川周作、DF森重真人とともに数少ないブラジルW杯メンバーの一人であり、前回大会MVPでもある山口は自然とチームを引っ張る立場にある。

「自分に経験があるとはあまり思っていない。年齢もそんないってないし、代表にも2年ぐらいしか入ってない」。本人はあくまでマイペースだが、中盤でのハードワークや前へ飛び出す機動力はやはり際立っている。

 1-1のドローという結果に悔しさをにじませながらも、「前の試合(北朝鮮戦)から改善されたことはいっぱいある。相手も強かったし、その中でできたこともある。そこは前向きに捉えたい」と話した山口。ポジティブな要素の一つが倉田とのコンビネーションだった。

「(倉田)秋くんが入って、タメもできたし、上下に走れるから良いアクセントになっていた」。11年にはG大阪からの期限付き移籍で1年間、C大阪でプレーした倉田。「セレッソでも一緒にやっていたから、やりやすさがあった。早い時間からもっと(倉田の)いいところを出せればよかった」と、かつてのチームメイトとの“競演”に手応えをつかんでいた。

(取材・文 西山紘平)


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