今大会初先発の太田「韓国のほうが完成されていた」

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[8.5 東アジア杯 日本1-1韓国 武漢]

 引き分けという結果を前向きに捉えた。今大会初先発となったDF太田宏介(F東京)は「正直、韓国のほうが完成されているなと思った。先に失点したけど、すぐに追いついて、そこから耐えられたのはよかった」と、率直に試合を振り返った。

 大会に向けた準備はもちろん、韓国は昨年9月にドイツ人のウリ・シュティーリケ監督が就任。今年1月のアジア杯でも準優勝という結果を残すなど、アジア杯後にハリルホジッチ監督を招聘した日本とは状況が異なる。

「大会における準備期間もそうだし、韓国は選手の距離感も良かった。最初は韓国にボールを回される時間も多かった」。太田自身、まずは守備から入り、持ち味の攻撃参加は数えるほどだった。「周囲をうまく使って距離感を詰めながら自由にやらせないようにした」。サイドの攻防で90分間奮闘した。

 「もう少し攻撃に出たかった」のは正直な思いだが、「まずはゼロに抑えたかった。早い時間に失点して『ここからはゼロで』と守備陣で話していたし、そこは割り切っていた」と言う。失点は不運なPKによるものだったが、すぐに同点に追いつき、後半も苦しい展開の中、2点目を許すことはなかった。

「耐えるところは耐えて、攻撃に出るところは出て、1点取ったことをポジティブに捉えたい」。6月16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(0-0)から3試合連続でアジア勢相手に勝利を挙げられていない。すでに優勝の可能性も消滅したが、9日の中国戦で意地の1勝を挙げることはできるか。「最後、勝って終わりたい」。太田はそう言って顔を上げた。

(取材・文 西山紘平)


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