デビュー戦で同点アシストの倉田「あれは蛍を褒めるべき」

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[8.5 東アジア杯 日本1-1韓国 武漢]

 貪欲にデビュー弾を狙っていた。3トップの左サイドで先発デビューしたFW倉田秋(G大阪)。「試合前は意外と緊張したけど、試合に入ればいつもどおりだった」。韓国相手の代表デビューをそう振り返った。

 0-1の前半39分にはセットプレーの流れから左サイドでボールを受けた倉田が中央に流し、MF山口蛍のミドルシュートが炸裂した。デビュー戦で初アシスト。それでも「あれは(山口)蛍を褒めるべき。シュートがすごかった」と苦笑いだった。

 何よりゴールが欲しかった。「監督からは常に『お前が点を取れ』と言われているし、『取ります』と約束していたのに……。自分が1点取っていれば勝っていた。期待に応えられなかったのが悔しい」。後半5分にはロングシュートを狙ったが、力なくGKがキャッチ。後半42分にはFW川又堅碁と交代し、ベンチに下がった。

 気持ちが空回りした面もあったのだろうか。3トップを形成したFW興梠慎三は倉田について「守備を頑張りすぎて、攻撃の体力が残っていなかったのがもったいなかった。初代表で頑張りすぎて、守備で下がってすべてに対応していた」と指摘した。

「国を背負って戦うというのはこういうことなんだなと。重みのある試合だった。幸せだったし、この大会で終わらず、これをずっと続けていきたい」。あらためて代表の重みと責任を痛感した倉田。その眼はより一層輝きを増していた。

(取材・文 西山紘平)


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