ボールを奪ってからミスが多かったことに関しては「ガッカリした」(ハリルホジッチ監督)とも。それでも、チームとしての完成度がより高かった韓国に対して、引き分けに持ち込んだ点を評価した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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「今日の試合に関しては、特にディフェンス面でかなり強さを見せたんじゃないでしょうか。個々のポジショニングも良かったと思います。ただそうはいっても(韓国の)フィジカルとパワーは脅威で、空中戦に持ち込んできたため、我々に少し問題が起きました。
 
 一方、オフェンス面はまだまだパフォーマンスが上がらず、北朝鮮戦に比べて、ビッグチャンスを作れませんでした。ただ、このトーナメントで一番強い相手に対して引き分けに持ち込めたのはポジティブに捉えていいと思います。
 
 我々よりもチームとしての連係が取れていて、ある程度準備が進んでいたチームでした。そのようなチームに対して引き分けたのですから、選手を評価してあげたい。3試合目にしっかりトライして勝利を探しに行こうと思っています」
 
――前半の45分間は、引いていた印象を受けました。これは狙いどおりだったのか、それとも、相手の勢いを受けてそうなってしまったのか。
 
「たしかにブロックがちょっと下がっていましたね。なぜかというと、ハイプレスをかけられなかったからです。何人かの選手は疲労を抱えていたので、我々はある程度リアリストになる必要があった。そうでもしなければ、おそらく結果は出なかったでしょう。
 
 そもそも、韓国はビッグチャンスを作ったでしょうか。何回かはあったかもしれませんが、ロングボールで押し込まれたくらいでしたよね。ただし、我々はボールを奪ってから、攻め込む際にかなりのミスを冒してしまった。疲労もあったと思いますが、それに関してはちょっとガッカリしています。
 
 次の試合はもう少し良い状態になると信じていますし、より連動性が増すんじゃないかと思っています。フィジカル面の準備に時間を割けたならまた違った結果になったでしょうけど、今回はそれができない。ただ、そういうなかでもこういうパフォーマンスを出してくれたので、選手を評価しています」
 
――今日の試合は、ボールをゆっくり回して、後ろに下げるシーンが多かったように思います。監督が選手に植え付けたサッカーとは違うものでしたが、それは指示なのか、選手たち自身の選択だったのか?
 
「この試合ではまず、韓国のオフェンスをしっかりブロックしてから前に行こうという話をしました。相手はパスワークを多用し、なおかつブロックも巧かったので、我々が前に行こうとする狙いを阻んできたんです。
 
 これまでの試合と単純な比較はできませんが、今日は私が就任して以来最もチャンスが少ない試合だったと思います。相手の背後を効果的に狙えるほど、動きや技術のクオリティがなかった状況でもありました。そのために背後にボールが出せませんでしたし、それからカウンターアタックでチャンスを生み出す可能性も低かったということです」